EV(電気自動車)メーカーLucid Motors Inc.(NASDAQ:LCID)のCEOであるPeter Rawlinson氏は、Elon MuskCEOのテスラ(NASDAQ:TSLA)に代表されるように、むしろ自動車メーカーよりもサプライヤーになる方向で会社を見据えていると語りました。
出来事 ロンドン発のビジネスニュースサイトであるInsideEVsとのインタビューで、サンフランシスコで開催されたBloombergNEFサミットで、Rawlinson氏は、Lucidの将来のビジネスのうち自動車製造に20%、ライセンス供与に80%を割り当てることを希望していると語りました。
「なぜなら、私がLucidに描くビジョンとは:つまり、あなたのノートパソコンの中にインテルがあるように、ホンダやトヨタの中にLucidがあるということです」とRawlinson氏は報告されたところで述べており、このビジョンをいつ実現するかについて詳細は明らかにしていません。
Lucidは自社製品のショーケースとして、自動車を製造していると彼は説明しました。同社は2030年代初めまでに年間100万台の自動車を生産する意向です。
2023年、イギリスの自動車メーカーであるアストンマーティンは、電動パワートレインおよびバッテリーシステムを含む技術に関してLucidとの提携を締結しました。ただし、アストンマーティンはまだバッテリー電動車を発売していません。
しかし、将来的にはRawlinson氏は、ライバル会社にも自社技術をライセンス供与し、自社の部品製造を行わせたいと考えています。
「マイクロソフト オフィスを持ってくると、ビリゲイツ氏がロイヤリティを受け取るわけですよ。私もああなりたいんです」とRawlinson氏が報告されたところです。
ただし、同氏はこのことについては単なる自身の会社に対するビジョンであり、必ず実現するという保証はないとも説明しています。
巨大企業が道を開く Musk氏も同様に、テスラを単なる自動車メーカー以上のものにしようとしています。この億万長者CEOは、テスラは自動車メーカーではなく、人型ロボットの製作と自動運転技術の開発を行っているAIおよびロボティクス企業であると何度も繰り返してきました。テスラはまた、ライバル自動車メーカーに自社の完全自動運転運転支援技術をライセンス供与しようとしています。
ただし、2024年、自動車関連の収益はテスラの総収益の約79%を占めています。
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