電動車バッテリーの供給企業である中国の CATL は、自動車メーカーと共同で交換式バッテリーを使用する新型電気自動車10車種を開発したと報じられた。
出来事 CATLのバッテリー交換ブランドEVOGOの「チョコ交換バッテリー」を搭載した初の電気自動車が、今月中にもリリースされるとロイター通信が報じた。この情報は、CATLのCEOであるYang Jun氏の話に基づいている。
Yang氏は中国・厦門市で開催されたイベントで語った。同社が共同開発した残りの交換式バッテリーを使う電気自動車は、今後数か月でリリースされる予定とされている。
CATLは2025年に1000のバッテリー交換ステーションを設置する予定だ。交換式バッテリーは採用を加速するため、2つの標準サイズで提供され、チョコ交換バッテリー交換サービスの定額制の月額利用料は369元からとなると報告書には記載されている。
Yang氏によると、バッテリー交換ステーションが充実すれば、中国は最終的には10万のガソリンスタンドのうち1/3をバッテリー交換ステーションに置き換えることができるという。Yang氏は、2030年までに自宅や公共の充電ステーションのような、電気自動車の充電手段のうち1/3がバッテリー交換によって支えられることを期待しているとも語った。
なぜ重要か Nio Inc.(NYSE:NIO)が提唱するバッテリー交換ステーションの技術を活用するという今回の情報は重要だ。先月初旬、同社は中国で2800番目の電池交換ステーションをオープンした。
Nioは今月初旬にも、すでに6000万回以上のバッテリー交換を完了しており、同社の電気自動車に供給される電力のうち約60%がバッテリー交換によって行われていると述べた。
同社は、特に短い待ち時間を考慮すると、電気自動車に対する新たな充電体験を提供できると考えている。
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写真提供:CATL