CRITICAL METALS社(CRML)が、オーストリアにあるウルフスベルク・リチウム・プロジェクトについてプロジェクトの最新情報を提供した。
Critical Metals社のCEOでありエグゼクティブチェアマンであるトニー・セイジ氏は、同社のグリーンランドでのレアアース資産に関して大きな進歩を示し、ウルフスベルクプロジェクトおよびその関連する水酸化物プラントの開発計画に関する進行中の進展についても指摘した。
セイジ氏は、ウルフスベルクでの区画2の掘削が最近認可されたことについて、関係者がこのリチウムの大事な資産から追加の価値を引き出すための重要な機会と捉え、楽観を表明した。
今年早くも、Critical Metals社は、ウルフスベルクのリチウムスポジュム石集中物を変換するために新たに設立されたリチウム水酸化物プロセスプラントの開発、建設、および設備導入を目指す合弁企業である、Obeikan Groupとアラビアの新エネルギー社 (Arabian New Energy Corp)を50/50の比率で設立した。
アラビアの新エネルギー社は、世界的なリチウムリファイナリーのデザイン作業を開始するため、世界をリードするエンジニアリング会社であるハッチ社を任命した。
このプラントは、電池グレードリチウム水酸化物を最大で2万トン生産すると予想される。プラントの開発のためのチームの技術的な専門知識を磨くため、アラビアの新エネルギー社は、中国のリチウム水酸化物プラント2ヶ所を今年後半に訪問する予定だ。なお、リチウム水酸化物プラントは世界の電池生産リーダーである中国に設置される予定だ。
DRAプロジェクト(プロピエタリ)社は2023年の前景研究(DFS)から、同社の鉱山およびリチウム濃縮コンバーターの財務モデルを更新する予定だ。更新されたDFSは、2025年第1四半期までに完成する見込みだ。
また、Critical Metals社は、ウルフスベルク鉱山のプロジェクト資金調達に向けた議論を進めるとともに、構築決定に向けたステップを踏んでいる。
同社は、ウルフスベルクの区画2で掘削を行う許可を既に受けており、現在、この区画2で発見される資源は、Critical Metals社が世界的な自動車メーカーとの既存の契約から独立しているという点に留意しながら、潜在的な相手先と活発な議論を交わしている。
株価動向:水曜日、CRML株は3.09%下落の6.27ドルで取引を終了した。
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