フォード・モーター・カンパニー(NYSE:F)は、運転中に運転席および助手席側のBピラーのドアトリムが外れる欠陥が判明したため、米国で101,944台のタウルスセダンのリコールを発表した。
米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)によると、このリコールは2016年から2019年のモデル年の101,944台のフォード・タウルス車両を対象としている。NHTSAは、フォードがドライバー側と助手席側のドアのトリム部品が組み立て工程の変更により適切に接着しない可能性があると報告したことを明らかにした。
対象車両は、2016年7月25日から2019年3月1日の間にフォードのシカゴ組立工場で製造された。フォードは2016年にBピラーのトリム取り付けの際、手動ローラーの使用を中止したため部品の接着が不完全になった。
関連記事: EV需要低迷でフォード、ドイツで1000人のリストラ
NHTSAによれば、顧客はトリムがドアの上部から外れているのに気付くか、運転中に風切り音やガタガタ音が聞こえる可能性がある。
ディーラーはトリムを点検し、無償で修理または交換する。フォードは2025年9月22日から所有者に安全上のリスクについて警告する差し迫った通知の送付を開始する予定である。
NHTSAは、恒久的な対策が可能になった際に同社が12月に追加の通知を発行すると述べた。フォードはリコール番号25S91を割り当て、所有者にカスタマーサービス(1-866-436-7332)への連絡を要請した。
最近、フォードは、歪んだ画面、反転画面、または空白画面を表示し、衝突のリスクを高める可能性のある不良のバックミラーリアカメラのため、米国で約1,456,417台の車両に影響を与える別の大規模なリコールを開示した。対象車種は2015年から2019年にかけてのリンカーンMKC、マスタング、Fシリーズトラック、トランジットバン、エコノライン、エクスペディション、エッジ、レンジャー、リンカーンナビゲーターなどである。
一方、NHTSAは、所有者から車両に再乗車できなくなったと報告があった不良電子ドアハンドル問題について、推定174,290台のテスラ モデルYクロスオーバーSUVの調査を開始した。車内に閉じ込められた子供を救出するために窓を割った親もいるという。
価格の動き:金曜日の最終確認時点で、プレマーケット取引においてF株は0.17%高の11.76ドルで取引されている。
次に読む記事:
Shutterstock経由の画像