自動車大手テスラ・インク(NASDAQ:TSLA)は、米国内で376,241台の自動車をリコールすると発表し、これにより電動パワーステアリングアシストが失われる恐れがあると米国道路交通安全局(NHTSA)は金曜日に述べた。
出来事 該当するのは2023年モデルのModel 3およびModel Yで、車両が停止した状態から再び加速した際、パワーステアリングアシストが失われる可能性があると米国の自動車安全規制当局は語った。
電動パワーステアリングアシストが失われると、より大きなステアリング操作が必要となり、特に低速域で事故のリスクが高まる可能性があると述べられている。
また、テスラはこの問題の解決を目指したOTAソフトウェアをリリースしているという。同社はこれに関連すると思われる保証請求が3000件以上あることをNHTSAに伝えているが、この問題が原因の衝突や負傷、死亡事故については把握していないとしている。
今回のリコールは、2023年モデルの車両に関するステアリング操作の問題に対するNHTSAの苦情の調査に続くものだ。苦情によれば、ステアリングホイールを回そうとしても回らない、またはホイールを回す際に必要な操作が増えてしまうというもので、多くの場合、車両が時速5マイルから35マイルで走行中に経験していたという。
この問題に関して昨年、規制当局が述べたところによると「ODI(欠陥調査局)は、この状態によって牽引されたとされる50台以上の自動車を様々な場所で把握している。その場所には、車庫、駐車場、道のそば、交差点などが含まれる」という。
なぜ重要か 1月、テスラはアメリカで239,382台の自動車をリコールし、リアビューカメラ映像の喪失の懸念が原因で、OTA(オーバー ザ エア)ソフトウェアのアップデートを利用して問題を解決した。
また、2024年には513万台以上の車両に影響を及ぼすという15回のリコールを行ったが、そのうちの莫大な割合がOTA(オーバー ザ エア)ソフトウェアのアップデートで問題が解決され、問題を解決するためにサービスセンターに車両を持ち込む必要があるのはほんの一部だけだった。
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写真提供:Tesla