イーロン・マスク氏の企業であるNeuralinkは創意工夫に富む脳インプラント技術とロボットアームを使った新しい実現可能性試験を開始する予定だ。この試験は、Neuralinkの無線脳コンピューターインターフェイスと外科用ロボットの安全性と有用性を探ることを目的としている。
出来事:火曜日、PRIMEと名付けられたこの研究は四肢麻痺患者を対象に、思考で外部装置をコントロールすることが可能になる。これはロイターが報じたもので、Neuralinkはこの実現可能性研究にPRIMEの進行中の試験参加者を登録する予定となっている。Xというソーシャルメディアプラットフォームの投稿にも記されている。
最近、Neuralinkは自社の装置の試験をカナダで行う許可を、カナダ保健省から取得している。カナダの神経外科医とNeuralinkが、この研究のために6人の麻痺患者の募集に認可をされた。米国では、Neuralinkは装置を2人の患者に既に埋め込んでおり、その結果、うち1人はビデオゲームやインターネット閲覧などの活動に従事することができるようになった。
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同社は、装置が2人目の患者で正常に機能していると報告しており、その患者は装置を使ってビデオゲームをプレイしたり、3Dデザインを学んだりしているという。米国食品医薬品局(FDA)とNeuralinkは、この実現可能性研究について詳細をまだ提供していない。
なぜ重要なのか: Neuralinkの脳チップ技術が人生を変える可能性は、マスク氏がその概念を初めて紹介して以来、注目の的となっていた。 7月に報じられたとおり、マスク氏は同技術がスタートレックのジョルディ・ラ・フォージに似た超人的な能力を提供すると想定している。同社は2016年に設立され、脳コンピューターインターフェイス(BCI)を介して科学技術と人間とのやりとりの方法を革新し、脳神経疾患に対処することを目指している。
今年初めに始まった最初の人間実験では、四肢麻痺の30歳のNoland Arbaugh氏がN1インプラントを受け取り、自分の思考でコンピューターカーソルをコントロールすることができるようになった。
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