キャナディアン・ナチュラル・リソーシズ(Canadian Natural Resources)(NYSE:CNQ)は、2025年度の予算を設定し、約60億カナダドル(約42億ドル)の運用資本予算を見込んでいると発表した。
この予算には、2025年度第1四半期に閉鎖が予定されているいくつかの買収案件に対する資金調達も含まれており、ただちに規制当局の承認が必要だ。
この予算は、2025年の生産拡大と長期的な設備拡張の両方をサポートすることを目指している。
さらに同社は、資本のうち1億3500万カナダドルのうち、炭素捕獲プロジェクトに9,000万カナダドル、一度きりのオフィス移転に4,500万カナダドルを投じる予定だ。
同社の目標は、1日当たり1,510万BOEから1,555万BOEの年間生産を達成することで、これは2024年のレベルから12%の増加を表している。
この強力な企業成長の一環として、2024年に完了したAOSP(Athabasca Oil Sands Project)とDuvernayの資産を取得するというすでに開示されている戦略的な買収が含まれている。
2025年度の同社の生産ミックスの予想は、軽質原油、NGL、合成原油が47%、重質原油が26%、天然ガスが27%の比率になると予測されている。これは同社が提示した企業生産ガイダンスの中間点を基にしたものだ。
キャナディアン・ナチュラル・リソーシズは、最近の価格動向を踏まえて、1株当たり12%から16%の生産成長を見込んでいる。
キャナディアン・ナチュラル・リソーシズは、2025年における天然ガスの予測生産量が、ー日当たり2,425から2,480百万キュービックフィートであると見ている。これは予測されている範囲の中間点を基にしたもので、2024年のレベルに比べて14%の増加が見込まれている。
先月、キャナディアン・ナチュラル・リソーシズは、Athabasca Oil Sands Project(AOSP)における20%の利益と、Duvernayの軽質原油とリキッドリッチ資産における70%の運営利益を保有する、シェブロン・カナダ(Chevron Canada)のアルバータ州内の資産を最終的に取得した。
この買収によって、2025年の生産には約12.25万BOE /日(AOSPからの合成原油6.25万バレル/日と、ナチュラルガスとリキッドを含むDuvernayからの6万BOE /日)が追加される見込みだ。
株価動向:水曜日、同社の株は1株32.63ドルで終了し、0.21%下落した。