著名投資家で「シャーク・タンク」のケヴィン・オリアリー氏は火曜日、人工知能とブロックチェーン技術が各産業におけるコスト効率と生産性向上を促進する上での役割が高まっていることを認めた。
‘すべての産業がAIを活用’
オリアリーはXの投稿で、3年前には人工知能を「誇大宣伝」だと見なしていたが、今では経済成長の真の原動力だと考えていると明かした。
「現在、すべての産業がコスト削減と生産性向上のためにAIを活用している。だからこそ株価指数は新高値を更新しているのだ」オリアリーはそう述べた。
ビットコインの採掘業者は有利なAI取引を確保
この主張は、最近ではAIインフラストラクチャーサービスを提供するために大手テクノロジー企業やクラウドサービス企業と数十億ドル規模の提携を結んだビットコイン(CRYPTO:BTC)の採掘企業にとって特に有効だった。
IREN Ltd(NASDAQ:IREN)は、クラウドベースのAIサービス向けにNvidia Corp.(NASDAQ:NVDA)の最新のGB300 GPUへのアクセスを提供するために、Microsoft Corp.(NASDAQ:MSFT)と5年97億ドルの契約を確保した。
同様に、Cipher Mining Inc.(NASDAQ:CIFR)は、300メガワットのターンキーAIインフラストラクチャーを提供するために、Amazon.com Inc.のAWSと15年55億ドルのリース契約を締結した。(NASDAQ:AMZN)
MARA Holdings Inc. (NASDAQ:MARA)のCEOであるフレッド・ティール氏は、投資家は現在ビットコインの採掘事業に限られた価値を置いていると認めたが、同社のエネルギー生成とAIへの注力が拡大するにつれて、将来的にはより注目される可能性があるとした。
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ステーブルコインやブロックチェーンも成長分野、オリアリー氏
その後オリアリーは話題をブロックチェーン、特にステーブルコインによる決済を支援する上での役割に移した。
「現在、私たちはブロックチェーンが仮想通貨の投機ではなく、米国財務省が裏付ける数十億件の取引による実際の決済と融合しているのを目の当たりにしている」ドルに連動する仮想通貨を指して「シャーク」はそう説明した。
彼はステーブルコインがマイクロペイメントのための「世界標準」になり、ブロックチェーンが「実際の物語」の一部になることを予測した。
「ミスター・ワンダフル」としても知られるオリアリーは、AIを中小企業の経営者ができる最も賢い投資の1つとして表現するなど人工知能の見通しに強気である。
彼は、コインベース・グローバル(NASDAQ:COIN)やサークル・インターネット・グループ(NYSE:CRCL)をはじめとする仮想通貨インフラ企業とともに、ビットコインとイーサリアム(CRYPTO:ETH)の可能性に対する長年抱いてきた信念で知られている。
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