米国においては法的な問題に直面している『Polymarket』は、現地時間日曜日に新たに金融市場であるシンガポールからもアクセスを拒否されたと、現地の関係者が語った。
出来事の詳細:暗号資産ウォレットプロバイダーである『Cobo』の投資および保管担当副社長であるAlex Zuo氏は、このプラットフォームを利用しようとするシンガポール人が受け取っている公式通知の一部を投稿した。
「未許可のギャンブルサービスプロバイダーが提供する違法なギャンブルサイトにアクセスしようとしました」という内容の通知だった。
このメッセージは、シンガポールのギャンブル規制機関であるギャンブル監督局からのもので、これによりPolmarketが同国においてはギャンブルサイトとして定義されたということが明らかになった。
この通知でユーザーに対して警告が行われ、同国内でのギャンブル活動については国営の賭博会社のみが利用可能であり、規則に違反した場合には罰金や投獄の対象になることが記載されていた。
BenzingaはPolymarketとギャンブル監督局に連絡を取ろうとしており、両社から回答があれば随時記事が更新される。
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なぜ重要なのか:米国大統領選挙期間に名を馳せたPolymarketは、一貫して検査を受けてきた。
このプラットフォームは米国居住者には利用できない構造になっているが、米国外の場所に居るよう自分の位置情報を変更できるVPNを使用することで利用可能となる。
大統領選挙をめぐっては、多くの人々が外国の影響力と市場操作について懸念を示していた。なお、このプラットフォームは米国のユーザーには利用できない。
特に、CEOであるShayne Coplan氏の自宅は、この選挙の後にFBIによって家宅捜索を受けた。
最近では、CFTC(米商品先物取引委員会)がPolymarketに関連する「一般的な顧客情報」を求めて暗号資産取引所である『Coinbase』に召喚状を送っている。
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写真提供:シャッターストック