WeRide(NASDAQ:WRD)は、Grab Holdings(NASDAQ:GRAB)の初の自動運転シャトルサービスの一環として、シンガポールでの自動運転車の配備を発表した。
Grab(NASDAQ:GRAB)は、東南アジアを代表するスーパーアプリである新しいサービスは、Ai.R(Autonomously Intelligent Rideの略)と名付けられ、Grabとのコラボレーションによるものだ。
陸上交通局(LTA)からPunggol地区の2つのルートでの運行を独占的に許可されたAi.Rは、11台の車両で運行を開始する。
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この構想は、「Autonomous Shuttle in Punggol」イベントで発表され、陳金勇副首相兼国家開発相とジェフリー・シオウ運輸相が出席した。両氏ともにWeRideのGXR車両の1台に乗車した。
5人乗りのGXRと8人乗りのロボバスはどちらも、シンガポールの厳格なM1評価(マイルストーン1)を成功裏に通過し、これによりPunggol地区で初めて自動運転車がこの認証を取得することになった。この評価は、シンガポールの交通規則に従って公道での安全な運行を確認するものだ。
「GXRをシンガポールと東南アジアに初めて導入することにより、都市交通における地域の節目となった」とWeRideのCFO兼国際部長であるジェニファー・リーは語った。 「これによりWeRideは、GXRの旅客サービスをより多くのコミュニティに拡大する道が開けた。自動運転車を公共交通網と統合することで、WeRideはシンガポール市民によりスマートでシームレスな旅行体験を提供することを目的としている」
初期段階で安全を確保するために、熟練したGrabのセーフティーオペレーターがAi.Rの各乗車便に同乗する。これらのオペレーターは、Grabのドライバー・パートナーであり、GrabAcademyとWeRideによる専門訓練を受けている。
Ai.R車両群は今週、Punggolのルートの複雑な詳細を調査してスムーズな乗降ポイントへのナビゲーションを保証するための「ルート慣熟」段階を開始する予定だ。サービスは2026年初頭までに最初の乗客を迎え入れると予想されている。
これらの自動運転車は、高度なカメラとLiDARの組み合わせを装備し、たとえ大雨であっても360度の視界を200メートルまで確保することができる。この技術により、シンガポールの道路交通法を遵守しながら自律走行できるようになる。
シンガポールでの配備は、ロボバスサービスの開始により最近ベルギーにまで拡大したWeRideの国際的な足跡に加わるものだ。
しかし、同社は競合他社からの圧力の高まりに直面している。WeRideの株価は年初来で19%下落しており、Pony AI(NASDAQ:PONY)との競争激化に対する市場の懸念を反映している。
価格の動き:月曜日の最新のプレマーケット取引で、WRDの株価は2.78%上昇し11.85ドルだった。GRABは1.88%下落した。
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