新人議員であるミシガン州選出の民主党員であるエリッサ・スロットキン上院議員(Sen. Elissa Slotkin)は、トランプ大統領が議会に対して行った演説に対する民主党側の反論を行った。スロットキン氏は、上院で選出された最年少の女性議員である。
出来事 スロットキン氏は、元CIAアナリストであることもあり、自分の経歴を紹介した上で「変革には責任ある方法と無謀な方法がある」と語り、反論を開始した。
彼女はまず、経済について言及し、トランプ大統領が中流階級の利益にならない大それた話をしていると非難した。議員は「大統領は経済の大きな話をしたけど、重要なのは細かい字を読むことだ」と警告した。
スロットキン氏は、食料品や住宅価格が上昇しているとし、トランプ大統領がこれに対処するための適切な計画を持っていないと述べた。議員は、連合国に対するトランプ大統領の関税についても議論を呼びかけた。
「国の借金は減っていない、上昇している」とスロットキン氏は述べ、トランプ大統領が注意を払わなければアメリカは景気後退の方向に向かうかもしれないと付け加えた。
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彼女は、マスク氏が率いる政府効率省の問題にも議論を投げかけた。
彼女は、「アメリカで、誰かが自分の税金、健康情報、銀行口座を自分たちのコンピューターサーバーを使って垂れ流すマスク氏と彼の20歳のギャングになんの違和感もないのか?」と述べた。
スロットキン氏は次に、国家安全保障の問題について、自身が「キャリア全体で私の祖国を守り続けてきた」として、厳格な国境安全保障の必要性を訴えた。ただし、議員は、移民制度を修正しないまま国境を守るのは機能しないだろうと述べた。
「アメリカは移民の国だ。私たちは、経済の必要性に合わせた、検証された人々が合法的にここで働くことを可能にする機能的な制度を必要としている。だから私は、大統領がその点についてどんな計画を持っているのか楽しみにしている」とスロットキン氏は付け加えた。
スロットキン氏は、オーバルオフィスで起こった、トランプ大統領とウクライナ大統領ヴォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelenskyy)との間の衝突を非難した。 「冷戦の時代に育った私としては、80年代に大統領になっていたのがレーガンで良かった。トランプなら私たちは冷戦に敗北していただろう」と述べた。
スロットキン氏は、自分たちもまた民主主義を守るために行動しなければならないとし、自分を含めた指導者たちが答えを求め、そのような行動をとることが大事だと結論づけた。
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