CNN Moneyが発表したFear and Greed指数は、全体の市場センチメントが下がる一方で、指数は金曜日にも「Greed(欲望)」ゾーンにとどまっていることを示した。
米国株は金曜日に下落して落ち着いた動きを見せ、S&P 500指数は4日連続で下落しました。ダウ30種平均株価指数も金曜日には250ドル以上下がりました。
米国で販売されているiPhoneは国内で製造されることを要求された場合、その約25%の関税を課すと脅しをかけられたことから、(NASDAQ:AAPL)の株価は金曜日に約3%下落しました。その後トランプ大統領は、EUとの協議が冷え込んだことを受けて6月1日から50%の関税を発表しました。
また、金曜日には、(NASDAQ:ROST)の株価が企業の予想を下回る形で第2四半期の1株当たり利益(EPS)のガイダンスを発表したため、株価が約10%下落しました。そして、Deckers Outdoor Corp.(NYSE:DECK)株も同様に、同社が第4四半期の財務結果を発表したことを受けて20%下落しました。
経済データに関しては、新築戸建住宅の米国の販売は前月比10.9%増の年率743,000戸となりました。
S&P 500のほとんどのセクターがマイナスで終了し、情報技術、消費者向けディスクレショナリー、通信サービス株が金曜日には最大の損失を記録しました。ただし、消費者ステープルと公益事業株は市場全体のトレンドから逸脱し、上昇して終了しました。
金曜日のセッション中、ダウ平均株価は約256ポイント下落し、41603.07で終了しました。金曜日、S&P 500は0.67%下落し、5802.82で終了し、ナスダック総合株価指数は1%下げて、18737.21で終了しました。
今日(5月27日)、投資家は、HEICO Corp.(NYSE:HEI)、AutoZone, Inc(NYSE:AZO)およびThe Bank of Nova Scotia(NYSE:BNS)の決算結果を発表することを待っています。
CNN Business Fear & Greedとは?
金曜日の現時点での読み取り値は63.7で、先行値は65.6となっており、指数は金曜日も「Greed(欲望)」ゾーンにとどまりました。
Fear & Greed Indexは、現在の市場センチメントを測る指数です。この指数は、市場参加者の間での恐怖心と欲望の度合いを基に算出されています。この指数は7つの等加重指標を基に計算されており、最大100、最小0の範囲を取ります。
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