ドナルド・トランプ元大統領は、イスラエルに関する上院院内総務(民主党、ニューヨーク州)チャック・シューマーの立場を批判し、彼をパレスチナ人に例えた。
トランプはフォックスニュースのショーン・ハンニティとのインタビューの中でこのような発言を行った。トランプはハンニティに「最近はシューマーも、まるでパレスチナ人のようになってしまった。チャック・シューマーはユダヤ人。常にイスラエルを支持してきた。最近はパレスチナ人のようになってしまった」と語った。
3月に行われた演説の中で、シューマーはハマスとの戦争の運営についてイスラエルのネタニヤフ首相を批判し、新たなイスラエル総選挙を提唱した。特に民主主義国家である他国の指導者交代を要求するシューマーに対し、その発言を共和党員を中心に批判する声が上がった。
シューマーはこの批判への反感にもかかわらず、その後も引き続きイスラエルとハマスの抗争において数十億ドルの資金援助を承認している。
トランプはまた、イスラエルがハマスとの戦いで「仕事を終えなければならない」という意見を表明し、イスラエルがこの衝突に迅速かつ断固とした終わりを迎えるよう主張している。
トランプは、シューマーがイスラエルにとっての立場を批判しているが、これに対するトランプの反応はさほど驚くべきことではない。過去のトランプがイスラエルを支持してきたことを考えると、この出来事は予測がついていた。
トランプは5月にニューヨークで行われた非公開の集会で、イスラエルを強く支持し、米国の学生デモ隊を追放することを約束した。
トランプはまた、その独自の問題発言にもかかわらず、バイデン大統領がユダヤ教に対して甘く見えるとして彼を批判している。
トランプは3月にも、シューマーを含む民主党員のユダヤ系アメリカ人がイスラエルを嫌っていると主張し物議をかもした。