ロサンゼルス・レイカーズの売却が、まもなく驚異的な価格で行われる見通しであると報じられている。投資の絶対リターンは非常に高額なように思われるが、Xのアナリストはそれほど感心していないようだ。
出来事先週水曜日、ロサンゼルス・レイカーズの長年のオーナーであるバス家が、球団を破格の100億ドルで売却する準備をしていると報じられた。1979年に故 ジェリー・バス が6800万ドルで買収したレイカーズが、ついに10億ドルの評価額で売り出されたのだ。
これは、15,284%にも上る利益を意味する。しかし、長期戦を戦ってみると、それほど印象的なことではないという意見もある。
ユーザーは、インフレを考慮に入れれば、1979年のバス家の投資は、今日のドルで約2億8000万ドルに相当すると指摘している。これにより、実際の倍率は36倍に近いものである。
45年間で、この投資による複利年率はわずか10.5%を下回るものとなり、S&P 500の歴史的な平均に見事に合致している。しかも、これは税金、再投資リスク、そしてNBAの運営に伴う悩みの前にある数字である。
投資家のXユーザーである Trung Phan は、1979年以来のS&P 500の実績に対するこの投資の相対的な位置付けを比較し、「つまり、1979年にS&P 500への6800万ドルの投資は今や130億ドル相当」と結論付けている。ユーザーが続けて「というわけで、バス家は30億ドル分のリターンを上げていない」と述べている。
とはいえ、この投資がバス家にもたらした「無限のカルチャーの影響力」は、それだけの価値があるかもしれないという声もある。これは、レイカーズがこれまでに11回の優勝を果たし、偉大なブランドとポップカルチャーの遺産が長年にわたり確立されたという事実への言及だ。
今回の出来事のポイント SPDR S&P 500 ETF トラスト(NYSE:SPYを追跡)のS&P 500インデックス・ファンドでのパッシブ投資が、NBAの人気チームのうち1つよりも優れた結果を残しているというわけだが、この期間内でより良い成績を収めた資産もいくつかある。
資産 | 46年間のCAGR | 絶対リターン |
Los Angeles Lakers | 11.46% | 15,284% |
SPDR S&P 500 ETF トラスト(NYSE:SPY) | 9.39% | 5,446% |
Fidelity NASDAQ Composite Index ETF(NASDAQ:ONEQ) | 11.74% | 16,467% |
Gold Spot Price | 6.05% | 1,392% |
Berkshire Hathaway Inc.(NYSE:BRK) | 18.17% | 216,723% |
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Image Credit: Gary A. Vasquez-Imagn Images