イギリスの高級ファッションブランド、Burberry Group(OTC:BURBY)は、2024年12月28日に終了した第3四半期の小売収益に減少を見せたことを報告しました。
売り上げは6億5900万ユーロ(約69億700万ドル)で、前年同期の7億600万ユーロから減少したことになります。
この減少は、前年同期比4%の店舗ベースでの売上減少によってもたらされたもので、通貨変動がさらに4%の打撃を与えました。
アメリカでは、ブランドがリニューアルされた57番街店を中心にマーケティング活動を展開したニューヨーク市周辺のローカル支出がけん引し、4%の成長を見せました。
一方、欧州、中東、アフリカ(EMEIA)地域では2%の減少を記録し、地元民と観光客の両方がこの落ち込みに寄与しました。
アジア太平洋地域では、日本で4%、中国本土で安定した業績にも関わらず、南アジア太平洋地域で19%、韓国で12%の落ち込みを記録しました。
これらの結果、アジア太平洋地域全体で9%の最大の落ち込みを記録しています。
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これらの課題に対応するため、Burberryは戦略的な大幅改革の一環として、アウターウェア向けの「It’s Always Burberry Weather」や、ホリデーシーズン向けの「Wrapped in Burberry」といったキャンペーンを掲載する広告リセットなど、いくつかのイニシアチブを導入しています。
同社は、店舗ディスプレイをアップグレードしたり、幅広い高級顧客層を引きつけるために、バーチャルスカーフの試着ツールを導入したりもしました。
CEOのJoshua Schulman氏は「私たちが最も信頼できる存在である場所こそが、私たちの最大の可能性が存在すると考え、私たちの戦略的計画が時間をかけて持続的で利益を上げる成長をもたらすと確信しています」と述べています。
2025年度の見通し: マクロ経済環境の不確実性を認識しつつも、Burberryは、第1四半期の営業損失を相殺するため、戦略的イニシアチブが利益をもたらすと期待して、2分の1は前向きな姿勢を維持しています。
株価取引の動き: 木曜日、BURBY株は13.18ドルで4.60%上昇し取引を終えました。
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写真:ShutterstockのBurberry NYC