フォルクスワーゲン、114,478台のリコールを発表
米国の交通安全規制当局(NHTSA)は木曜日、フォルクスワーゲン(Volkswagen)(OTC:VWAGY)が運転席側フロントエアバッグの膨張装置が爆発する可能性があるとの懸念を示し、米国で114,478台の自動車をリコールすると発表した。
出来事リコール対象車は、2017-2019年モデルのビートル、ビートルコンバーチブル、2012-2014年モデルのパサート、2017年モデルのパサートワゴン、2006-2007年モデルのパサートセダンが含まれると、米国の自動車安全規制機関は発表した。
自動車安全規制機関は「運転席側フロントエアバッグの膨張装置が、高湿度、高温度、温度サイクリングの長期間の露出によって薬剤の劣化が生じ、爆発する可能性がある」と指摘した。
運転席側フロントエアバッグの膨張装置が爆発した場合、鋭利な金属の破片がドライバーや他の乗車者に衝突する可能性がある。
解決策について、フォルクスワーゲン社はリコール対象車の運転席側フロントエアバッグモジュールを無料で交換し、原因を製造したタカタとの契約を締結している。
自動車メーカーと規制当局、意見が対立「リコール対象車に取り付け済みのタカタ社製のSDI-D運転席フロントエアバッグ膨張装置は、運転者にとって自動車安全に対して合理的でないリスクをもたらすものではない」とフォルクスワーゲンはリコール報告書で述べた上で、「弊社はこのリコールを『注意深く行動する』ために発するものだ」とも付け加えた。
しかし、NHTSAはこの声明に同意しないと述べた。
「弊庁の見解では、この声明は、フォルクスワーゲンがリコールを実施し、完了させるという義務にとって、実質的な効力を持つものではない」と規制当局は追加の見解を示した。
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