億万長者で実業家のマーク・キューバン氏は最近、労働統計局局長であるエリカ・マクエンターファー氏を解任したドナルド・トランプ大統領に関する見解を表明した。
キューバン氏、データの透明性を擁護、トランプ大統領の決定の背後にある政治的動機を批判
キューバン氏は8月2日の投稿で、マクエンターファー氏の解任に伴う政治的な策略を非難した。キューバン氏は、こうした行為はアメリカ国民の最善の利益を考えるものではなく、むしろ政治家たちの自己利益を満たすものだと主張した。
“全てがクソで、アメリカ国民にはどうでもいいし、政治家たちの自己利益にしかならないから、この国やその国民にとっては何も意味がない”とキューバン氏は語っている。
https://x.com/mcuban/status/1951696855747981568
キューバン氏の投稿は、この問題を、CEOが承認なしにアンフェイバラブルな四半期報告書の数字を公開した部下を解雇するような状況と例えたユーザーに対する返信だった。
キューバン氏はこの比喩に意見を異にし、代わりにデータ収集プロセスの改善を図るべきだと述べた。キューバン氏は、投資家が改訂を混乱してしまうのを避けるためには、正確なデータが得られるまで発表を延期した方がいい、と説明した。
一方で、コスト効率の良い技術やプロセスの強化を通じてデータ収集の改善に取り組む必要があると述べられている。
「自分が関わっていたら、改訂は投資家にとって混乱を招くものだと言うだろう」とキューバン氏は投稿している
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トランプ大統領、5月・6月の雇用統計の大幅な改訂を受けてマクエンターファー局長を解任
トランプ大統領は先週金曜日、労働統計局局長であるマクエンターファー氏を解任するよう命じ、低い7月の雇用統計に対して5月と6月の大幅な改訂を行った後、雇用データを操作していたと非難した。
7月のFOMC(連邦公開市場委員会)会合でも、トランプ大統領はドイツの財務大臣オラフ・ショルツよりも先に利上げをするよう圧力をかけたが、労働統計局の雇用統計が弱いという情報が出たため、トランプ大統領のこの圧力が逆効果に終わるかもしれない。
トランプ大統領によるマクエンターファー局長の解任に対し、O’Leary Venturesの会長であり、またシャークタンクのスター起業家でもあるケビン・オレアリー氏を始めとする様々な立場から批判が出ている。
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