人気TV番組『シャークタンク』に出演した10代の起業家タニア・スピークス氏が、投資家であるマーク・キューバン氏から40万ドルの資金提供を受けることに成功した。
出来事の詳細:タニア・スピークス氏は「シャークタンク」の2024年のエピソードで、彼女のスタートアップ企業「タニア・スピークス・オーガニックビューティー」のコンセプトを見事なプレゼンでアピールした。同社はスキンケア製品に焦点を当てたベンチャーで、タニア氏は彼女の太い眉に対する個人的ないじめ体験がスタートのきっかけとなった。
CNBCの報告によると、スピークス氏は自社に10%の投資として40万ドルを希望していたが、キューバン氏は同額の資金をもとに同社に20%の株式を持つ条件で出資してきた。キューバン氏は、タニア氏にも自身の娘たちと会って起業について話をしてほしいとも伝えている。
キューバン氏は「娘たちに会わせ、君から何かを学ばせたい。もしかすると、君自身も彼女たちから学んでくれるかもしれない」と語った。
その後、タニア氏もキューバン氏の提案を受け入れ、キューバン氏の娘たちとの面談に同意したが、条件として同じ額の出資に対して15%の株式を要求した。この提案を受け入れたキューバン氏の投資により、キューバン氏がタニア氏の起業家としての可能性に対する信頼を深めたことがわかる。
ものすごく感動的な交流が実になされ、キューバン氏がスキンケア業界での経験がないにもかかわらず、タニア氏を起業家として信頼していることが浮き彫りになった。
Cuban氏は、「彼女の中に私の娘たちが見えたんだ。実のところ、息子もだ。私がタニア氏を自分の子供たちに紹介できたなら、それが関わるお金以上に重要なことなんだ」とも語っている。
なぜ重要なのか: キューバン氏が感情的な要素に基づいて投資を行うのはこれが初めてのことではない。彼は以前、15歳のトレイ・ブラウン氏のクロージングブランド「スパーゴ」に投資を行っており、これによりキューバン氏は若手起業家を育成することに対する彼の献身を示している。
これらの投資は、キューバン氏が若手起業家の可能性を信じ、彼らを支援する意向を示している。また、彼が経験のない業界であっても若手起業家を支援するというキューバン氏の意思は、これから多くの若手起業家が前に踏み出し、自分の夢を追求することにつながるかもしれない。