メルセデス・ベンツ(OTC:[MBGYY)は、2025年に20の新しいアウトレットをオープンし、財力のある若い起業家が高級ブランド品に対する需要をけん引している小規模都市に進出する計画を立てています。
これはインドの若い世代における文化的な転換を示しており、先祖代々の倹約主義的な考え方から、プレミアム製品を満喫する方向に移っていると言えます。
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「今では2代目と3代目が家族経営を引き継ぎ、彼らは海外での学びを受け、インドに戻ってきて、罪悪感なく消費することが出来るようになりました。それは自動車だけでなく、時計や他の高級品にも言えることです」と報じたのは、メルセデス・ベンツ・インドのCEOであるSantosh Iyer氏。
メルセデスは、カーンプールやパトナなどの都市で、プレミアム車と電気自動車に対する需要が増えていると観察しており、EV充電の利便性をサポートする一戸建てなどのインフラが整備されているためです。同社は、EVの強力な販売推進によって、2023年の記録的な19,500台の車両の販売を達成した後、このような地域のサービスセンターを拡大する計画です。EVの売り上げはほぼ倍増し、新たな記録を達成しました。
小規模都市での成長にもかかわらず、ムンバイやデリーなどの主要都市は依然として支配的な立場を占め、メルセデスの総売上高の80%を占めています。高級車の市場シェアは2〜3%です。一方、小規模都市では、高級車は市場のわずか1.1%を占めており、成長余地が大きいことを示しています。
「トップエンドの車は、引き続き成長し、エントリーやコアセグメントをも上回っています。市場の構造変化に関する有望な兆候です」とIyer氏は付け加えました。
株価動向:水曜日、メルセデス・ベンツの株は13.73ドル(約1,543円)(2.07%安)で終了しました。
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