円の弱さが響いている。23日の東京外国為替市場で円相場は下落した。12時時点で1ドル=156円74銭と前日と比較し34銭の下落となった。22日の米連邦準備理事会が公表した米連邦公開市場委員会議事を受けて米利下げ観測が後退したことが原因だ。円売り・ドル買いが進んだことで円安が進行した形だ。日銀が定例の公開市場操作で購入予定を据え置いたことも円売りを促す要因となっている。
日銀が10時10分に通知した国際会オペでは残存期間「5~10年間」など3本全ての購入予定額を据え置いた。一部では減額の可能性が意識されていた購入額を据え置き、融資直後には156円90銭にまで下落する場面もあった。