北朝鮮のサイバー犯罪者が偽の求人募集を利用して仮想通貨業界に侵入し、資金を盗んでいることが木曜日に発表された報告書で明らかになった。
次の求人募集に注意!
問題は進化しており、求職者が北朝鮮との関係が疑われる採用担当者を定期的に調査している状況だとロイター通信は伝えた。専門家、被害者、企業関係者の話による。
スイスを拠点とするブロックチェーン分析会社Global Ledgerの事業開発担当エグゼクティブ、カルロス・ヤニェスは最近ターゲットにされた一人だ。ヤニェスは北朝鮮のハッカーの手口が過去1年で格段に巧妙になったことに気づいている。 「彼らがここまで至ったのは恐ろしいことだ」と彼は語った。
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報告書では、疑わしい採用担当者がブロックチェーン関連のポジションの求人を持ってくるという事例が詳述されている。その後、応募者にはスキルテストを完了しビデオを撮影するために、よく分からないウェブサイトを訪問するように要求されるが、それは罠以外の何物でもない。
実際にあった事例では、仮想通貨会社で働く人物がビデオを撮影し、詐欺的な採用担当者に送った後、所有していたウォレットから1000ドル相当のイーサリアム(CRYPTO: ETH)とソラナ(CRYPTO: SOL)が抜き取られた。
“隠者の国”からの脅威
仮想通貨業界は数年間、北朝鮮のハッカーの主な標的だった。
TRM Labsの報告書によると、2025年上半期に北朝鮮と関係のあるグループは約16億ドルの資産を盗んだ。最大の単独事件は、2月にドバイを拠点とする暗号交換所Bybitが15億ドル相当のハッキングを受けた
連邦捜査局(FBI)など米国の組織は、北朝鮮のハッカーがビットコイン(CRYPTO: BTC)やイーサリアム(CRYPTO: ETH)などの一流銘柄の仮想通貨を盗むために用いている浸透戦術について警鐘を鳴らしている。
米国政府は、盗まれた資金の不正な収益は金正恩の武器およびミサイル計画に資金を提供するために使用されていると主張している。
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