保守派CDUのフリードリヒ・メルツ氏が、先週日曜の選挙の出口調査によると、ドイツの新総理になる可能性が高いという報告が出ている。第2位にはドイツの選択肢(AfD)が入った。
出来事:報道によると、最初の出口調査によると、保守派のCDU/CSUブロックは投票の約28%を獲得することになりそうだという。AfDは投票の約20%を獲得する勢いである。 (出典:ロイター)
現職のオラフ・ショルツ首相率いるドイツ社会民主党(SPD)は投票の約16%で3位、これは数十年来の最悪の結果となるだろう。緑の党は投票の約13%を獲得し、その他の党が残りを分割する形になる。
CDU/CSUブロックが快適なリードを築いたにも関わらず、ドイツでは党が多数派を確保するために連立政権を組まなければならないため、政治的な不確実性が数ヶ月にわたって続く可能性がある。
このCDU/CSUブロックは、ドイツのキリスト教民主同盟(CDU)と、そのバイエルン州の姉妹政党であるバイエルン・キリスト教社会同盟(CSU)で構成されており、低税、予算の規律、保守的なリベラルな価値観、そしてEUとNATO内でのドイツの強い位置づけを掲げている。
2013年に反ユーロ政党として設立されたAfDは、いくつかの急進的な極右のメンバーを持つ反移民の集団に変貌した。最近、AfDの党首であるアリス・ヴァイデル氏は、新しい米国政権からの支持、つまり米国副大統領JDバンス氏との会談と、イーロン・マスク氏からの支持を受けた。
なぜ重要か:選挙結果は、ドイツの経済と移民政策に大きな影響を与える可能性がある。特に最近のイーロン・マスク氏からの支持を受けたことを考えると、AfDの急激な支持率の伸びは注目に値する。
この選挙は、ドイツにおける大麻の合法化の将来にも影響を与える可能性がある。SPDは大麻の合法化を支持してきた。 保守派の潜在的な勝利がこの政策の進路を変える可能性があるだろう。
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