2024年の大統領選挙において大統領候補への大規模な資金支援を受けた後、デジタル資産業界はその規制のあり方において大きな変革を迎えることになるだろう。
出来事これまで連邦政府の政策が不明瞭だったり規制当局から敵意を持たれたりしてきたデジタル資産業界にとって、新しい大統領政権の下で変化が訪れるかもしれないとThe Hill報じられたところによるとその可能性がある。
このトランプ大統領選候補によるデジタル通貨への初寄付受け入れの一環が、新しく就任する大統領のデジタル通貨に対するスタンスに影響を与えることになるだろう。
このような政策変化、および議会内での両党からの支持があれば、仮想通貨セクターに影響を与える重要な立法の制定の可能性が高まるだろう。
ブロックチェーン協会長のKristin Smith氏によると、大統領が仮想通貨に友好的な議会となることで、念願の規制政策が実行される見込みがあるという。その一環として、ステーブルコインやマーケット構造についての施策も含まれる。
また、Smith氏は、業界内での一体感の必要性も強調している。
総括すると、SEC(米国証券取引委員会)とCFTC(全米先物取引商品委員会)のそれぞれの役割を明確にし、必要な規制の制定を目指すための重要なキーピースが、大統領政権の下で制定されたことになる。
この立法は昨年下院で成功しているが、上院で失敗してしまったため、仮想通貨セクターは再提出を目指すことになる。
仮想通貨セクターの進展を目指す際、このような規制政策の制定は、ハウス・フィナンシャル・サービス委員会の新委員長に指名されたばかりのFrench Hill氏(共和党アーカンソー州選出)にとって最優先事項の1つとなるだろう。
また、業界内の多くの人々にとって、ゲンスラー氏によるSECのアプローチは過度に厳格であり、明確な指針ではなく、執行措置に焦点を当てていると認識されていた。
なぜ重要か新しいトランプ政権は、以前よりもより受け入れがたくさんなると予想されている。
仮想通貨を支持して知られる元SEC委員であるPaul Atkins氏は、新たな委員長としてGensler氏の後任に指名された。(出典)
また、トランプ大統領によるDavid Sacks氏をリーダーとする新しい「暗号評議会」の設立が発表されたことも、より受け入れがたくなる大統領政権の兆候を示している。
CFTCの今後の指導部は未だに不明だが、仮想通貨業界でよく知られた一連の支持者が後任候補として挙げられている。
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イメージ:フリッカー