今年、ヨーロッパでの新たな車両登録が急速に減少していた米電気自動車メーカー、Tesla Inc.(テスラ)(NASDAQ:TSLA)が、新たにヨーロッパでの車両登録数が前年対比41%減の18,786台だった、としてヨーロッパ自動車メーカー協会(ACEA)のデータが発表された。これにより、同社は年間の世界的な電気自動車(EV)納車目標を達成する可能性が脅かされることになる。
出来事先月、主要市場であるフランスやドイツでの車両登録が減少したことから、ヨーロッパ全体でバッテリー式電動車の登録は13万7,757台で9.5%減となった。
2023年通年で、テスラは世界中で180万8581台の車両を納品した。そして同社の昨年同期に対する成長を達成するためには、少なくとも12月末までの3か月間で50万4926台以上の車両を納める必要がある。テスラは今までに500,000台以上のEVを1四半期で納車したことがなく、このため同目標は野心的となっている。
なぜ重要なのかテスラ研究者のTroy Teslike氏によると、ヨーロッパでの低い販売台数が同社の年間納車台数の低下を防ぐという目標に大きな影響をもたらす可能性が高い。
「中国での販売が増加しているものの、この増加分は低迷している部分を完全には埋め合わせていない。テスラは、昨年に比べて今年の新車総納車台数が減ることを避けようとしているが、米国とヨーロッパでの需要問題に苦しみ続けている」と、Teslike氏は今月初めにXに投稿した中で述べた。
ACEAのデータによれば、1月から11月末までの11か月間で、テスラはヨーロッパで21万1,405台の新車登録を記録し、前年同期比で15%以上減少した。
株価動向水曜日、テスラの株価は440.13ドルで終え、8.3%下落した。年初来では、株価は77.2%上昇している。この情報は、ベンジンガプロのデータによって提供されている。
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写真提供: Tesla