ASPイソトープ社(NASDAQ:ASPI)の株は、同社が核エネルギー企業であるTerraPower社とのタームシート契約を締結したと発表してから、株価が急騰している。
出来事ASPイソトープ社は、高濃縮低濃縮ウラン(HALEU)の生産が可能なウラン濃縮施設の建設に関するTerraPower社とのタームシート契約を締結した。
このタームシートには、TerraPower社がHALEU生産施設の建設資金を提供するための契約の最終合意を検討している。
ASPイソトープ社の会長兼最高経営責任者(CEO)ポール・マン氏は、次のように述べている。「過去数十年にわたり、ASPイソトープ社の科学者たちは世界でもっとも先進的な同位体濃縮技術の一部を開発してきました。このタームシートは、ASPイソトープ社がグローバルな同位体市場に存在する供給課題に対して、拡張可能で資本効率の高い技術ソリューションを提供できるとの私たちの信念をさらに裏付けるものです」
タームシートには、ASPイソトープ社がHALEUの供給について第三者と交渉しないことや、ASP社の技術を利用した他のウラン濃縮施設に関する作業を開始しないことを含む拘束力のないおよび拘束力のある規定が含まれている。
ASPイソトープ社とTerraPower社は、この工場で生産されるHALEUの長期供給契約の締結も計画している。この契約には、工場の建設が完了した後10年間、すべてのHALEUを購入するよう顧客に要件を課す。
ASPイソトープ社の子会社であるQuantum Leap Energyには、この最終的な合意が割り当てられる予定だ。同社はまた、この施設に対する追加の資本について、金融機関と協議中だという。ASPイソトープ社は、施設に対するすべての資金調達は、株主の株式希釈を伴わないものと予想しているという。
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ASPI株の値動き発表時点で、ASPイソトープ社の株価は8.85ドルで、前日比56.5%上昇していた(Benzinga Pro調べ)。
写真:シャッターストック