物流企業のFedEx Corp.(NYSE:FDX)のCEORaj Subramaniamは、毎日生成している大量のデータの活用を目指しており、同社の物流データセットは世界で最も価値のあるものの1つであると述べた。
物理的なサプライチェーンパターンの「比類なきビュー」
同社の会計年度第1四半期の収益電話会議でSubramaniamは、「我々は1日あたり1700万個の荷物をネットワークで移動させており、その過程で2ペタバイトのデータ及びソフトウェアアプリケーション全体で1000億の取引を生成している」と述べた。
より重要なことは、彼が言うには「グローバルな商取引の交差点に位置する当社の立場は、物理的なサプライチェーンパターン、季節的な需要の変化、新たな貿易回廊に関する比類なき見識をもたらす」
FedExの株価見通しはこちら:FedExの第1四半期決算を前に株価見通しを考える
FedExは「高度なデジタルツイン」と呼ばれるものの構築に取り組んでいるが、Subramaniamはこれを「混乱を予測し、最適化されたルート情報をリアルタイムで提供し、予測型の顧客体験を構築するインテリジェントシステム」と表現した。
同社は、膨大な運用データがAI時代の重要な資産になりつつあると考えている。「AIの燃料はデータである」とSubramaniamは述べ、FedExは2020年からデータを「プラットフォームベースで」整理・構築していると付け加えた。 「要するに、FedExは世界で最も豊かな物流データを有するインテリジェントな資産である」
決算の改善に伴い株価が急騰
FedExは木曜日に第1四半期の決算を発表し、コンセンサス予測の216億7000万ドルを220億2000万ドルで上回った。 同社は1株あたり3.83ドルの利益を報告しており、これもまたアナリスト予想の1株あたり3.62ドルを上回った。
木曜日、同株は0.32%上昇し、226.50ドルで取引を終え、決算発表後の時間外取引では5.53%上昇した。 BenzingaのEdge Stock Rankingsによると、同株は成長性と価値の両面で高得点を獲得しており、短期的および中期的に有利な価格動向を持っている。 同銘柄と同業他社、競合他社についての詳細な分析はこちら。

続きを読む:
写真:K.G. Yon / Shutterstock.com