CNN Money の Fear and Greed 指数は総じて市場のセンチメントがさらに改善していることを示し、一方で月曜日においても「Greed」ゾーンに留まったままである。
米国株は月曜日に上昇し、S&P500はさらに史上最高値を記録した。
トランプ大統領は、7月9日の報復関税再導入の期限を延長することに柔軟性を示し、同時に、来週に主要な合意に達することについて楽観的な見通しを維持しているとの見解も示した。一方で、カナダがデジタルサービス税を撤回したことで、米国のテック企業の見通しが改善し、ワシントンとの貿易交渉の勢いを再び生み出している。
経済面では、6月のシカゴPMIは5月の40.5から40.4に低下し、市場予想の42.7を下回った。一方で、テキサス州の製造業におけるダラス連銀の総合経済活動指数は、6月に-12.7という数値を記録し、前月に比べて-15.3から上昇した。
ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(Hewlett-Packard Enterprise Co)(NYSE:HPE)とジュニパーネットワークス(Juniper Networks Inc.)(NYSE:JNPR)は土曜日に米司法省(DOJ)と合意に達した。
S&P500のセクターのうち、多くは月曜日に好調な動きを見せ、情報技術、金融、不動産株が最大の上昇を記録した。ただし、エネルギーと消費者企業に関する株は総じてマーケットの動向に反しており、セッションを下げで終えた。
ダウ平均は月曜日に約275ポイント高の44,094.77で取引を終了した。S&P500は0.52%高の6,204.95、ナスダック総合は0.47%高の20,369.73で終了した。
本日、MSCインダストリアルダイレクト(MSC Industrial Direct Co., Inc)(NYSE:MSM)、コンステレーションブランズ(Constellation Brands Inc.)(NYSE:STZ)およびグリーンブライアカンパニーズ(The Greenbrier Companies Inc.)(NYSE:GBX)の決算を待ち望む投資家が多い。
CNNビジネスのFear & Greedインデックスとは?
月曜日の時点で、指数は66.9という読み取りになり、前回の63.8から「Greed(貪欲)」ゾーンに留まっている。
Fear & Greedインデックスは、現在の市場センチメントを示すものである。この指数は、恐怖の度合いが高まると株価に圧力がかかり、一方で欲望の度合いが高まると株価に良い影響が及ぶという前提に基づいている。指数は7つの等重量の指標に基づいて計算され、0から100の範囲内で変動する。0は最大の恐怖を表し、100は最大の貪欲を表す。
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写真提供:シャッターストック