CNNマネーのFear and Greed指数は、先週「恐怖」ゾーンに位置していたが、総じて市場のセンチメントが少し改善したことを示している。
ジョブズ・データの発表により、S&P 500は金曜日に前日比で上昇し、9日連続で利益を記録し、2004年11月以来の最長の勝ち越し記録を更新した。
3つの主要な株価指数とも2週連続で上昇し、S&P 500は2.9%、ダウは3%の上昇を記録した。一方、ナスダックは週間で3.4%上昇して終えた。
経済データの面では、非農業部門雇用統計は13万を上回る17万7000件という予想を上回って上昇し、関税関連の雇用の減少に対する懸念が和らいだ。失業率は4.2%で、予想通り変わらなかった。一方、米国製造の新規受注は3月に43%上昇し、6,188億ドルになった。
ダウ・デュポン(NYSE:DD)の株価は、同社の2025年第1四半期の業績がウォール街の予想を上回ったことを受けて、金曜日に上昇した。
S&P 500のセクターは総じて好調に推移し、金融、通信サービス、および産業株は金曜日に大幅な上昇を記録した。しかし、ヘルスケアとコンシューマーステープルズの株は、セッション最後には前の日に比べて下落している。
ダウ・ジョーンズは金曜日に564ポイント高の41,317.43で終了した。S&P 500は1.47%上昇の5686.67で、ナスダック総合は金曜日のセッション中に1.51%上昇し、17,977.73で終了した。
本日、投資家は米国の食品メーカー タイソン・フーズ (NYSE:TSN)、Cummins Inc. (NYSE:CMI)、および フォード・モーター (NYSE:F) の四半期決算を発表することになっている。
CNNビジネスのFear & Greed指数とは?
最新の読書を42.6と読み取ると、この指数は先週の金曜日には前回の41.5から少し上昇し、一方で「恐怖」ゾーンに位置している。
Fear & Greed Indexとは、現在の市場センチメントを測定した指数である。この指数は、恐怖が高まると株価に圧力がかかり、一方で強欲が高まると逆の効果があるという前提に基づいている。この指数は、7つの等重量指標に基づいて計算される。この指数の範囲は0から100で、0は最大の恐怖を意味し、100は最大の欲張りを意味する。
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