WeRide(NASDAQ:WRD)は木曜日、ベルギーのルーヴェンでロボバスを開始し活動範囲を拡大したと発表した。これは同社にとって世界11番目の市場進出であり、フランス、スイス、スペインでの展開に続き、欧州での存在感を強化するものだ。
De Lijn、ルーヴェン市、Espaces-Mobilitésと提携し、WeRideは自動運転車をベルギーの交通システムに統合するとともに、より広範な欧州での成長戦略を前進させることを目的としている。
ロボバスは今週ルーヴェン中心街の地図作成を始めており、公道での試験走行は9月中旬に予定されている。試験運行は11月から2026年1月にかけて実施予定だ。
関連記事:WeRide、深セン初の完全無人ロボバス路線を開設
もしこの試験運行が承認されれば、このシャトルバスは混合交通路線におけるベルギー初の自動運転車の商業展開となり、最初と最後のマイルの接続性を改善する。
WeRideの株価は年初来で34%以上下落し、Pony AI(NASDAQ:PONY)などの激しい競争を示した。しかし、株価が暴落したにもかかわらず、同社は広州の黄浦区で量産型ロボタクシーGXRの24時間年中無休の商業運転を開始するなど、価値創造の取り組みを推し進めた。
利用者はWeRide Goアプリを通じて市内中心部の完全無人の旅行を予約できるようになり、同社初の大規模なポイントツーポイントの自律型ライドシェアサービスとなった。
この迅速な展開は、自動運転技術のスケールアップに向けたWeRideの推進力を浮き彫りにしており、路上でのテストからライセンス取得、完全展開までに11カ月しかかかっていない。
自動運転業界全体が市場の圧力に苦しむなか、WeRideはボッシュと共同開発した高度運転支援システム「WePilot AiDrive」に代表される次世代イニシアチブへの投資を継続しており、より迅速で安全かつ効率的なモビリティの実現を目指している。
価格の動き:木曜日の最新の時間外取引でWRD株は1.61%高の9.49ドルで取引されている。
次を読む:
Shutterstock経由のTada Imagesによる写真