中国の電気自動車メーカーXPeng(NYSE:XPEV)はIAAモビリティ2025で、AI搭載型車両、ロボット工学、空飛ぶ車によるモビリティの再定義の取り組みを披露した。
同社は高性能AI駆動型スポーツセダン『Next P7』の欧州デビューを発表し、9月にミュンヘンに初の欧州R&Dセンターを開設することを発表した。
このセンターは、欧州のユーザーとの関係を深め、地域のイノベーションを促進し、XPengのグローバルな足跡を拡大する。
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副会長のブライアン・グーは、世界で6番目に大きいEVメーカーとして、XPengは現在46以上の市場のユーザーにサービスを提供していると述べた。
XPeng株は、モナM03を筆頭とする車両の納入台数増加により年初来で68%上昇している。 2025年の第2四半期の力強い収益と楽観的な第3四半期の納入予測は、堅実な前年同期比成長を示している。
投資家の信頼感は、XPengとフォルクスワーゲングループとの協業の拡大や中国のEV市場の見通しの良さも背景に高まっている。
XPengは拡大戦略の中心にヨーロッパを置いており、中国ブランドの中で同地域の中~高級BEV販売をリードしているという勢いを指摘している。
XPengの戦略の中心は、同社が独自に開発したAIアーキテクチャで、クラウド、車両、コンピューティングパワー、ハードウェアを統合し、スマートドライビングシステムやロボタクシー試験からヒューマノイドロボットに至るまでの同社のエコシステムに動力を与えている。
同社は、2026年までにL4自律型車両の量産を目指し、同年末までにNGPスマートドライビングシステムを世界市場に投入することを目指している。
XPengのIAAでのラインナップは5モデルで構成されている。G6とG9のSUV、X9 MPV、P7+、そしてNext P7だ。Next P7は24時間で3,961kmを走破し記録を樹立している。
地上の移動手段を超えて、XPeng AEROHTは今年10月にドバイでモジュール式の空飛ぶ車『ランド・エアクラフト・キャリア』を発表し、2026年には量産を予定している。
同社はヒューマノイドロボットIRONの概要も発表し、今年後半に次世代バージョンを発表する予定だ。
価格の動き:月曜日の終値時点でXPEV株はプレマーケットで2.87%高の20.40ドルで取引されている。
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