AdvisorSharesは2月4日、新しいETF「AdvisorShares HVAC and Industrials ETF(NYSE:HVAC)を発足した。このETFは、暖房、換気、冷房(HVAC)産業から大きな売上を上げる企業に主に投資し、長期的な資本の増加を狙っている。
ETFの純費用率は0.89%で、効率的な多様化を図るため産業部門への投資も行われている。
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HVACのポートフォリオには、市場規模を問わず多くの企業のアメリカ預託証券(ADRs)が含まれており、このETFは、この産業に対する多様な露出を提供している。
ETFは、成長と価値の機会にユニークな立場の企業を見つけ出している。
AdvisorSharesのCEONoah Hamman氏は、急成長の産業におけるETFのポジショニングついて語った。「HVAC産業は、これまでにも幅広い市場を上回る実績を築いており、また現在も急速に成長し続け、優れた抵抗力を示しています」とHamman氏は述べている。
彼は、キーとなる市場のトレンドを引き合いに出し、ETFのポテンシャルを更に詳しく説明した。「HVAC ETFには投資家が長期拡大のために最適な環境を提供できると信じています。それは、建設とエネルギー効率の向上傾向、そして気候変動対策が原動力となる産業へ狙いを定めたものであり、このETFは、投資家たちに完全に透明で効率的な投資手段を提供します」と彼は語っている。
このETFの発展は、様々なテーマと戦略をカバーしているAdvisorSharesの多様なETFポートフォリオに加わることとなる。同社が提供している大手ファンドの一つ、「AdvisorShares Pure US Cannabis ETF(NYSE:MSOS)は、現在約4億9,100万ドル(約536億7,000万円)以上の資産を管理している。
このETFは、急成長している気候調整・産業基盤部門への投資家の関心を惹き付けるものであり、この分野は引き続き、法的支援、技術革新、省エネソリューションへの需要の高まりといった要因に支えられている。トップホールディングスの一部には、Trane Technologies(NYSE:TT)とLennox International(NYSE:NII)が含まれる。
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