水曜日、国際宇宙ステーション(ISS)から地球に帰還する際の遅れに関して、宇宙飛行士のブッチ・ウィルモア氏は政治が絡んでいないと主張し、SpaceXCEOのイーロン・マスク氏の主張と矛盾する形となった。
出来事 ウィルモア氏は、火曜日にライブで「個人的な意見としては、この件に政治が関与していない」と述べた。ウィルモア氏は、「私たちは長期滞在するように準備をしており、それにもかかわらず短期滞在を計画していた。 それが人類の宇宙飛行のやり方です。それがあなたの国の人類宇宙飛行計画の全てであり、予測できない、予期しない事態に備えるための計画です。私たちはそれを行いました」と述べた。結局の所、ウィルモア氏は、宇宙飛行士たち自身が帰還に関する交渉については把握していないと語った。
またウィルモア氏はマスク氏に対し「最大限の尊敬を持っている」とし、宇宙飛行士たちも自分たちが地球での交渉については認識していないため、マスク氏の言葉が「絶対的に事実に基づいている」と述べた。
2月、マスク氏は自社が昨年2人の宇宙飛行士を連れて帰ることを提案したが、バイデン政権に拒否されたと発言している。
「我々はそれを年間予算内で実現できただろう。本当の問題は、トランプ元大統領を支持する人物に対して、彼らが良い報道をしたくなかったということ」と、トランプ大統領の支持者であるマスク氏は述べている。
マスク氏は水曜日に別の投稿で「実際は6ヶ月前にもう一度ドラゴン宇宙船を打ち上げ、2人を地球に帰したのはスペースXであってNASAではない。」とも述べている。
スターライナー宇宙船の宇宙飛行士たちの帰還ウィリアムズ氏とウィルモア氏は、6月にスターライナー宇宙船でISSに向かったところ、約8日で帰還する予定だった。
しかし、ドッキング中に宇宙船の特定の技術的な問題が特定され、それが彼らの帰還を遅らせることとなり、その後宇宙機関は2人の宇宙飛行士をスターライナー宇宙船で帰還させることを取りやめることを決定した。
そして9月6日、スターライナー宇宙船は2人の宇宙飛行士を乗せることなく地球に戻った。宇宙機関によると、2人の宇宙飛行士は、NASAが火曜日に発表したクルーナインのニック・ヘイグおよびアレクサンドル・ゴルブノフとともに、スペースXのドラゴン宇宙船で自宅に帰る。
宇宙機関は、水曜日3月12日にISSへのクルーテンミッションの打ち上げを予定している。
乗組員9の宇宙飛行士たちが、新たに到着したクルー10と共に行ういく日間の引き継ぎ期間の後、宇宙飛行士たちはヘイグ、ウィリアムズ、ウィルモア、ゴルブノフの4人が乗るスペースXのドラゴン宇宙船で地球に帰ることになる。
ただし、この最終段階においても宇宙機関は、スプラッシュダウン地点でのドラゴン宇宙船の帰還には天候条件が大きく影響するという。
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Photo courtesy: NASA