Deere & Co (NYSE:DE)は、今年第4四半期の純売上高および売上収益が11.143億ドルで前年同期比28%減少し、予想額9.335億ドルを上回りました。
Deereの1株当たり利益(EPS)は4.55ドルで、前年同期の8.26ドルから下がったものの、3.90ドルのコンセンサスを上回りました。
生産・精密農業の純売上高は前年同期比38%減の43.05億ドル、小規模農業・芝生機械の純売上高は25%減の23.06億ドル、建設・林業の収益は出荷量の低下により29%減の26.64億ドルとなりました。
金融サービスの売上収益は前年同期比13%増の15.22億ドル。クレジット損失の一部を相殺するため、ポートフォリオ収入、SA&G(販売および一般管理費)の減少、および評価利益が一部寄与しています。
営業利益は前年同期比52.1%減の14.5億ドルとなり、マージンも13%で前年同期比661 bpsの縮小となりました。セグメントの営業利益率は以下の通りです。生産・精密農業15.3%(前年同期26.4%から減少)、小規模農業・芝生機械10.1%(前年同期14.4%から減少)、建設・林業12.3%(前年同期13.8%から減少)。
10月27日時点で、Deereの現金および現金同等物は85億ドルでした。この期間のDeereの事業活動による純現金は92.31億ドルで、前年は85.89億ドルでした。
第3四半期には、戦略的な優先事項に合わせて米国、ヨーロッパ、アジア、ラテンアメリカで従業員の離職プログラムを創設し、冗長性を削減しました。この離職プログラム群は、2024年中に157百万ドルの税引前(124百万ドルの税引後)を支援し、130百万ドルが支払われました。
Deereのジョン・メイ会長兼最高経営責任者は、「今年は市場において重要な課題が多くありましたが、弊社は積極的にビジネス活動を調整し、現在の状況により適合するよう努めました。ここ数年で行ってきた構造改革と共に、これらの調整によって、私たちはお客様に対して効果的なサービスを提供し、ビジネスサイクル全体で強い結果を出すことができるのです」とコメントしています。
見通し:Deereは、2025会計年度の純利益が50億ドルから55億ドルの間 と予測しています。2024年会計年度におけるDeereの純利益は71億ドルです。
同社は引き続き、お客様の生産性と利益を向上させる投資を行う意向であると述べています。
株価動向:最終確認時点の木曜日のプレマーケット取引で、DEの株は1.49%上昇の411.00ドルで取引されています。
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