マイクロソフト(Microsoft)(NASDAQ:MSFT)の株は、同社の第1四半期の業績発表を受けて下落している。
- 第1四半期の収益:6,560億ドル(予想64億5100万ドル)
- 第1四半期の1株利益(EPS):3.30ドル(予想3.09ドル)
純収益は前年同期比16%増となった。生産性およびビジネスプロセスの収益は前年同期比12%増、インテリジェントクラウドの収益は前年同期比20%増、そしてよりパーソナルなコンピューティングの収益は前年同期比17%増となった。
マイクロソフトの先行きの見通しは、株式の下落要因となっている。同社の業績発表に続くアナリストおよび投資家向けの電話会議で、マイクロソフトは2023年第2四半期の純収益見込みを681億ドルから691億ドルの間にすると予想した。これに対しアナリストたちは、CNBCによると69億8300万ドルの予想をしていた。
マイクロソフトは、いくつかの納入業者が同社のデータセンターインフラに関連する納品で納期に遅れていると報告している。
「さらにこの財政年度の後半に向けては、需給が一致するだろうという見通しがかなり持てる」と、マイクロソフトのCEOサティア・ナデラ氏は電話会議で述べた。
また同社は、第2四半期におけるAzureの31%から32%の成長も予想しており、これは一部のアナリストが予想していたよりも弱い数字であり、1つの四半期で同社が報告した33%の成長を下回るものとなった。
「私たちは、AIプラットフォームやツールを利用して新しい成長と運用レバレッジを実現するためのお手伝いをする中で、新しい顧客を獲得し、私たちの機会を拡大し続けている」とナデラ氏は述べた。
業績発表に従い、モルガン・スタンレーのアナリストKeith Weiss氏は、企業のリストでマイクロソフトに対する評価を「オーバーウェイト」に据え置き、プライスターゲットを506ドルから548ドルに引き上げた。一方、パイパー・サンドラーのアナリストBrent Bracelin氏は「オーバーウェイト」の評価を維持し、プライスターゲットを470ドルに設定した。
MSFTの株価動向:本日の時点での株価は1株413.94ドルで、下落率は4.30%、Benzinga Proによるとのこと。
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