最近のインタビューで、ラッパーの50セント(本名カーティス・ジャクソン)は黒人男性が来るべき2024年の大統領選挙で前大統領のドナルド・トランプを支持する可能性があるとほのめかした。
50セントは公民権弁護士のベン・クランプ氏と共に議事堂において両党の議員と面会した。この訪問中、50セントは黒人男性が来る選挙において及ぼす影響について自説を述べ、水曜日にThe Hillが報告した。
50セントが2024年の選挙におけるアフリカ系アメリカ人男性の意義について尋ねられた際、彼は「私は彼らがトランプ氏に共感しているのを見ている」と述べた。トランプ氏に対するRICO法違反の罪状を50セントは示唆し、それがトランプ氏を支持する原因となると述べた。
また、50セントはまだ投票先を決めていないとも明かした。2020年の選挙では50セントは当初トランプ氏を支持すると発言していたが、後にその支持を取り下げた。
トランプ氏は現在、ジョージア州RICO法に基づく訴追を受けている。それはトランプ氏がジョージア州の2020年の選挙結果を妨害し、大統領の座に留まるための陰謀に加わっていたという嫌疑である。
黒人男性が来る選挙の投票先に対してポテンシャルを持つという問題は以前から何度も取り上げられており、トランプ氏も黒人とラテン系の有権者にアプローチし、自分の大統領選のキャンペーンを提案している。またトランプ氏は、自身のマグショットと正式告訴状が黒人男性の心を掴むと主張している。
一方で、ジョー・バイデン大統領は再選キャンペーンにおいては黒人有権者からの支持を重視している。最近の世論調査によるとバイデン氏は黒人有権者の間でトランプ氏をリードしているが、黒人男性有権者の感情の変化は今回の選挙に大きな影響を与える可能性がある。