仮想通貨業界の主要企業が、次期米大統領ドナルド・トランプの就任基金に大規模な寄付を行っている。
出来事:これまでにPoliticoによると、選挙日以来、Ripple、Coinbase、Kraken、Robinhood、Circleなどの企業が、次期大統領の就任基金に合わせて、合わせて最低1,000万ドル以上の寄付を行っている。
これらの寄付は、就任式に関連した公式イベントの財政を支えるものとして使用され、トランプ氏がクリプト(仮想通貨)擁護のスタンスを取る見通しであることを象徴するものだという。
また、先週金曜日には、仮想通貨業界もワシントンのアンドリューW.メロン講堂で、非公式の就任記念舞踏会が開催された。このイベントには、Snoop Doggが音楽ゲストとして出演したほか、トランプ氏が昨夏に講演したビットコイン会議を主宰したDavid Bailey氏も一部協力していたという。
リップルは米証券取引委員会(SEC)から強制執行措置を受けているが、同社は就任委員会に対して500万ドルのデジタル通貨を寄付した。他には、米国の仮想通貨取引所であるCoinbaseとKraken、およびステーブルコイン企業Circleがそれぞれ100万ドルを寄付した。また、オンライン証券会社Robinhoodも200万ドルの寄付を行った。
なぜ重要なのか:これらの寄付に関しては、民主党や監視団体、トランプ大統領の交渉権の使用を非難する声が上がっている。ただし、仮想通貨業界はこれを祝賀の瞬間と見なし、次期政権との交流のチャンスと考えている。
規制に関する不確実性が続く中、これらの企業は新政権との強固な関係を築きたいと考えており、これによりクリプト(仮想通貨)にとってより好ましい規制環境を得たいと期待している。
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トランプ大統領の就任記念舞踏会を主催したDavid Bailey氏は、先夏にトランプ大統領が講演したビットコイン会議を主宰している。(参照:Benzinga Japan) 「トランプ大統領の就任式」、仮想通貨業界が1000万ドル超の寄付を行う