Microsoft Corp (NASDAQ:MSFT)は、今後4年間でマレーシアでのクラウドおよび人工知能(AI)分野への投資額を22億ドルと発表しました。
今回の投資は、Microsoftにとって32年ぶりのマレーシアでの最大の投資となります。この投資は、クラウドおよびAIインフラの拡充、20万人にAIスキルの機会を提供し、国の開発者を支援するために使用されるとロイター通信は報じています。
「私たちは、国内に世界クラスのインフラが整っていることを確かめ、この上ない利益を享受できるようにしたいと思っています。」と、クアラルンプールを訪問した際にSatya NadellaCEOは述べています。
この投資は、国のサイバーセキュリティ能力を高めるため、マレーシア政府との連携を求め、国家AI卓越センター(National AI Centre of Excellence)の設立なども行われます。
アンワル・イブラヒム首相は、この投資がマレーシアのAI能力の開発における努力を支援するものであると述べました。
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この投資は、MicrosoftがAIをグローバルにサポートするための戦略の一環として行われたものです。今年4月には、同社は今後の4年間でインドネシアのクラウドサービスとAIへの17億ドルの投資を発表しています。
Nadellaの東南アジア訪問ツアーは、AI関連の計画に焦点を当て、インドネシア、タイ、そしてマレーシアを訪問したものでした。
マレーシアは、米中間のテクノロジーウォーが生んだ結果として、特に半導体関連分野で高い技術力を持つようになりつつあります。同国の半導体製造プロセスにおける後段の専門技術は、インテル(Intel Corp)やグローバルファウンドリーズ(GlobalFoundries)などの大手グローバル企業の注目を集めています。
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