水曜のプレマーケット取引で、Aptiv PLC(NYSE:APTV)の株式が上昇している。
同社の取締役会は、同社の電気配電システム(EDS)事業をAptivから分離し、2つの独立した実体を作る計画を承認した。
Aptivは2024年の見通しも再確認しており、四半期決算報告書の発表日は2025年2月6日となっている。Aptivは10月に三半期の決算を発表し、2024年度の調整後1株利益は6.00ドル~6.30ドル(6.12ドルの予想)と、純売上高は196億ドル~199億ドル(1968億ドルの予想)になると予想した。
この戦略的な分離は、運用の焦点を強化することを目指しており、各企業が顧客により良いサービスを提供し、株主価値を最大化することができる。
「この取引完了後、Aptivは、成長を支える多様なエンド市場に合致する、先進のソフトウェアとハードウェアのポートフォリオと高度に設計されたミッションクリティカルな製品を保有することになる」とClark氏は語った。
Clark氏は、「Aptivは、電動化、自動化、AIを含むグローバルなメガ・トレンドに合致する先進的なソフトウェアとハードウェア技術に焦点を当てる」と説明した。
分離後、Aptivは、キャッシュフローが強力な成長率の高いビジネスになることを期待しており、中~高い一桁の売上成長率、そして低~中いちばんの営業利益率を目指している。
EDSは100年以上の経験を持つため、自動車および商用車セクター向け次世代電気アーキテクチャの設計に焦点を当てることで恩恵を受けるとされる。EDSは、引き続き製品提供を最適化しつつ、売上高とキャッシュフローの両面で中~単一桁の成長を予想している。
この分離はスピンオフを通じて実行され、Aptivの株主は新しいEDS実体の持分株を受け取ることになる。
この取引は、Aptiv自体の株主にとっては非課税となることが予想されている。この分離は、通常の条件と最終的な取締役会の承認が待たれるが、2026年3月31日までに完了することが目指されている。
株価動向: 最終確認時点の水曜のプレマーケットで、APTVの株は前日比5.20%高の65.00ドルで取引している。
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写真提供:Shutterstock