ニードハムのアナリスト、トム・ニーキック氏は、Nike Inc (NYSE: NKE) の株に75.00ドルの株価予想とともにBuy評価を繰り返した。
このアナリストによれば、コレクタブルスニーカーのトレンドを監視することは、より幅広いスニーカー需要を評価する手段である。ローンチ時にすぐに売り切れて再販サイト「StockX」と「GOAT」でプレミア付きで販売されているようなハイデマンドのリリースは、強い市場を示していると言えるだろう。
「短期的には、関税が従来のスニーカー市場に強く影響を与える」とアナリストは語った。ほぼ全てのアメリカの靴は輸入品で、中国製品に145%、その他の国製品に10%の関税がかかっているため、これは利益率にとって重大な脅威となる。
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その結果、株の動きはビジネスの基礎よりも関税ニュースの進展によって駆動される可能性が高く、これによって投資家が不安を抱えることになるだろう、とアナリストは指摘している。
Nikeは、クロックスに似た成形ゴムスリップオン「ReactX Rejuven8」を発売した。この靴はアッパーにパーフォレーションが施されていて、数量限定で瞬く間に売り切れ、SNSでも話題になっている。
まだ詳細は明らかになっていないが、もし話題が持続すれば、このモデルはCrocs Inc (NASDAQ: CROX) に競争的な圧力をかけるかもしれない。
Nikeは、2020年1月と3月の両方で「ペガサス プレミアム」というランニングシューズの販売において、消費者からの強力な反忏を受けた。
この勢いが続いていると、そのことはNikeのランニング部門での回復の兆しを示しているかもしれない。
この瞬間においては、HokaやOn Holding AG(NYSE: ONON)といったNikeのライバル企業に影響を与えていると宣言するにはまだ早いが、アナリストはこの部分が見逃せないと提案している。
ブランドレベルの分析からは、昨年4月に発売されたジョーダンシリーズが期待を裏切ったため、Nikeがハイヒートのスニーカーをリリースした場合、昨年同期と比べて上昇する傾向が生じるだろう。
株価の変動:最後のチェックでNKE株は0.33%安の54.18ドルで取引を終えた。
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