2025年3月4日、マリオットによるデルタホテル(サマセット)で『Benzinga Cannabis Market Spotlight』が開催され、ニュージャージー州の大麻産業が焦点となる。このイベントは、ニュージャージー州の急拡大を遂げている大麻市場について掘り下げ、小売の機会、サプライチェーンの物流、そして規制フレームワークに関する洞察を提供することを目的としている。
ニュージャージー州における大麻の合法化の概要
ニュージャージー州の大麻改革の歩みは、2010年に州が立法措置を通じて医療大麻の使用を合法化したことから始まった。最も大きな節目は2021年2月22日、フィル・マーフィー州知事が『ニュージャージー州大麻規制、執行支援及びマーケット近代化法』に署名し、21歳以上の成人に対する大麻の使用と所持を合法化したことである。
この措置は、ニュージャージー州民が圧倒的多数で大麻合法化を支持した2020年の投票で行われた。初の大麻娯楽用品の販売は2022年4月21日に開始され、ニュージャージー州が大麻規制市場への完全な参入を果たした。
ニュージャージー州の大麻産業の最近の動向
この州の大麻市場は堅実な成長を遂げ、2024年における医薬品と娯楽用品の売上高を合わせると10億ドルを超え、前年比で約25%増になった。
しかし、この産業はいくつかの課題に直面している。2024年12月、ニュージャージー州大麻規制委員会は、2025年1月1日から1オンス当たり1.26ドルの増額が承認された。これが『ソーシャルエクイティ・エクサイズ・フィー』(SEEF)と呼ばれるもので、これにより州内の社会的公正プログラムに資金提供されることになる。
さらに、州はTHC製品(大麻の成分)の販売を規制するための手段を講じている。2024年11月、ニュージャージー州当局は大麻の成分であるTHCまたはそれに由来する製品について、市場に流通している製品についての規制を発表した。
『Benzinga Cannabis Market Spotlight』イベントのポイント
今回のBenzingaイベントでは、業界リーダーや起業家、政策立案者など、さまざまなスピーカーが登壇する。注目すべき参加者には、ニュージャージー州大麻規制委員会の委員長を務めるダイアナ・ホエヌー氏や、同委員会の事務局長を務めるクリストファー・リグズ氏が含まれている。議論の内容は、違法市場から規制枠組みへの移行戦略、ニュージャージー州の規制的な風景を航行するためのプラン、そしてニューヨーク市付近のユニークな観光資産としての大麻ラウンジの役割について取り上げられる。
ニュージャージー州が大麻産業を育むにつれて、『Benzinga Cannabis Market Spotlight』のようなイベントは、ニュージャージー州をはじめ、その先の未来を形作るステークホルダーにとって、関わり合うこと、協力すること、そして重要な意思決定の場として活用されることになる。 本記事を読んだ読者が、『Benzinga Cannabis Market Spotlight』に参加し、同イベントを通じて大麻を巡る未来を形作るためのパートナーシップを確立することができるように、状況をしっかりと見守っていくことを約束したい。 是非、本記事を読んだ読者は、本イベントのチケットを手に入れてほしい。
次の記事について読む:
- クロノスの第4四半期売上高は27%増、大麻葉およびエキスの売上高が向上し、収益性が向上(原題:Cronos Q4 Sales Jump 27% On Higher Cannabis Flower And Extract Sales, Reports Improved Profitability)
写真:シャッターストック