CrowdStrike Holdings, Inc.(NASDAQ:CRWD)の株は、木曜日にわずかに下落して取引されています。
モルガン・スタンレー(Morgan Stanley)のTMT(テクノロジー・メディア・テレコム)会議で、CrowdStrikeのCEOであるジョージ・カーツ氏は、同社の賠償戦略に関して大規模な障害が発生したことを受けて投資家に語りかけました。
当初、CrowdStrikeは同社の賠償戦略に関連するコストを2四半期で6000万ドルになると見積もっていました。それに対し、カーツ氏は実際の支出はこれを上回り、合計8600万ドルになったことを明らかにしました。
本日、同社はArrow Electronicsとの戦略的な流通パートナーシップを発表し、アメリカとカナダ全域でのサイバーセキュリティサービスの提供を拡大します。
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この提携により、CrowdStrikeのFalconプラットフォームは、リセラーやマネージドサービスプロバイダー、マネージドセキュリティサービスプロバイダーを含むArrowの幅広いチャネルパートナーに利用可能になります。
このパートナーシップにより、Arrowは、エンタープライズおよび中堅企業の顧客にトップクラスのサイバーセキュリティソリューションを提供できるようになります。
AIネイティブのサイバーセキュリティ機能で知られるFalconプラットフォームは、Arrowのチャネルパートナーにより、セキュリティオペレーションの近代化に役立つツールを提供します。
これらのツールには、Falcon Next-Gen SIEM、Falcon Cloud Security、そしてセキュリティ管理を効率化し、ベンダーの統合コストを削減するよう設計された、より包括的なFalconスイートが含まれます。
また、ArrowのマーケットプレースであるArrowSphereを通じて、簡略化された調達と配備が可能になります。このマーケットプレースでは、柔軟な請求書、合理化されたライセンス、既存のITインフラストラクチャとの簡単な統合が行われます。
CrowdStrikeのグローバル流通担当副社長であるダン・ダニエリ氏は、この提携が同社のパートナーファースト戦略を強化する上での重要性を強調し、最先端のサイバーセキュリティソリューションにアクセスできる組織がさらに増えることを保証しました。
Benzinga Proによると、過去1年間でCRWD株は10%以上上昇しています。投資家は、TrueShares Technology, AI & Deep Learning ETF(NYSE:LRNZ)を通じて株を利用できます。
今週初め、同社は第4四半期の105.8億ドルの収益を報告し、1.032兆ドルとされていたコンセンサス予想を上回る結果となりました。また、同社は1株あたり1.03ドルの調整後利益を報告し、アナリストの予想(1株あたり0.85ドル)を上回る結果となりました。
CrowdStrikeは、第1四半期の売上高が110億ドルから110.6億ドルの間となり、現在の予想では110.6億ドルであると予想しています。また、同社は第1四半期の調整後利益が1株あたり0.64ドルから0.66ドルの間で、予想では1株あたり0.95ドルであると見込んでいます。
火曜日、CrowdStrikeは2026年度のフルイヤーガイダンスを発表しました。同社は、フルイヤーの売上高が473.5億ドルから480.5億ドルの間、予想では476.3億ドルであると予想しています。また、同社はフルイヤーの調整後利益が1株あたり3.33ドルから3.45ドルの間で、予想では1株あたり4.42ドルであると見込んでいます。
株価動向:本日最終確認時点のCRWD株の値は361.82ドルで、前場比0.99%安となっています。
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