最新のFull Self-Driving(FSD)V14.1.2アップデートにより、テスラ(NASDAQ:TSLA)が国家道路交通安全局(NHTSA)からの調査を受けるリスクがある。
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FSDの「マッドマックス」アップデート
同社はFSDシステムに対し、最新の14.1.2アップデートで「Mad Max」モードを導入した。今回のアップデートノートでEV大手は、「新たな速度プロファイルMAD MAXを導入、これはHURRYよりも高速かつ頻繁なレーン変更を可能にする」と述べている。
テスラは木曜日、ソーシャルメディアXに投稿された映像を引用した。映像ではマッドマックスモードの実際の動作が写されており、テスラ車が交通の合間を縫うようにして時速80マイル以上のスピードに到達している。
http://x.com/Tesla/status/1978905194567176547
NHTSAの調査、FSDに関する訴訟
このドライブモードは、FSDのシステムに対して現在進行中で288万台に影響するNHTSAの調査の中で、50件以上の交通安全違反および複数の事故の報告を受けた後、当局のレーダーに同社のFSDが捉えられる可能性がある。
テスラはまた、FSDシステムを巡る訴訟に取り組んでいる。カリフォルニアの車両所有者が提起したFSDの能力について誤解を招いたとして同社を相手取った集団訴訟などがある。
2019年にフロリダで起きた女性死亡事故に関連し、テスラのオートパイロット走行中の事故で同社に2億4000万ドル以上の損害賠償金を支払うよう命じられた。
しかし、ディープウォーター・アセット・マネジメントのジーン・マンスターは、NHTSAのテスラに対する調査は実際には同社にとって良いことだと考えている。なぜなら、これはテスラの自動運転技術開発における努力の証となり得るからだ。「この分野でテスラと肩を並べられる消費者自動化製品は存在しない」とマンスターは語った。
ゲーリー・ブラック、イーロン・マスクはロボタクシー問題に回答しないと予想
一方、投資家でFuture Fund LLCのマネージングディレクターであるゲーリー・ブラックは、同社のCEOであるイーロン・マスクがテスラのロボタクシーから安全モニターを取り外すタイムラインに関するアップデートを共有しないだろうと予測している。
テスラはテキサス州オースティンの高速道路でロボタクシーの運用を開始し、安全担当者の座席を助手席から運転席に移動させた。これはテキサス州の自動運転規制の更新によるものかもしれない。

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