イーロン・マスク率いるテスラ(NASDAQ:TSLA)の欧州市場における売上の下落傾向は9月も続き、モデルYが同地域で最も売れている車であったにもかかわらず、売上は落ち込んだ。
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9月のテスラの売上は10.5%減
欧州自動車工業会(ACEA)が火曜日に発表したデータによると、テスラは9月に同地域で39,837台を販売しており、昨年の44,502台から10.5%減少している。テスラの年初来売上は同地域で173,694台となり、昨年の総売上242,976台から約29%の減少となっている。
イタリア当局が発表したデータによると、テスラの9月の売上はイタリアで25%以上減少した。電気自動車の巨人は同地域で1,450台以上を販売した。興味深いことに、ドイツにあるテスラのギガファクトリーは生産活動の拡大を図る見込みで、テスラは第3四半期に49万7,000台以上の車両を納入した。
BYDの売上はほぼ400%増加
同じデータによると、BYD Co. Ltd.(OTC:BYDDY)(OTC:BYDDF)は9月の売上で398%の急増を記録し、24,963台以上を販売した。これは昨年の欧州での販売実績5,013台から急増した数字である。BYDの年初来売上は2025年に120,859台となり、昨年の数字30,254台から約300%の増加となった。BYDの市場シェアは2.0%、テスラは3.2%だった。
今年初めからBYDは欧州市場で着実な成長を記録しており、9月時点で英国が中国のEV大手の最大の海外市場となっている。
また同社は、納入台数が80万台から100万台の間で、2025年の総納入台数の約20%を占めることになる海外売上の伸びを予想していたとも述べている。
テスラの売上はイーロン・マスクの政治的活動によって悪影響を受ける
その他の場所では、ある研究作業論文が、マスクの政治的活動や見解により2022年10月から2025年4月にかけて米国におけるテスラの売上が100万台以上の損失を被ったと主張している。

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