投資家ウォーレン・バフェットの会社であるバークシャー・ハサウェイは、テスラ(NASDAQ:TSLA)のライバル企業であるBYD Co. Ltd.(OTC:BYDDY)(OTC:BYDDF)の株式売却を始めてから3年後に、同社の持ち分をすべて手放したようである。
BYD買収はチャーリー・マンガーの勧めだった
自動車メーカーの2億2500万株以上を保有していた同社は、2023年第1四半期の財務報告でBYD株を一株も保有していないことを明らかにし、その後保有株を完全に売却したとCNBCが日曜日に報じた。バークシャー・ハサウェイのスポークスマンもこの報告を裏付けたと報じられている。
バークシャー・ハサウェイは17年前の2009年、当時の副会長だったチャーリー・マンガーの勧めでBYDの株を購入していた。投資家のマンガーは株主にBYDは「奇跡のような会社」だと語っていたと報じられている。
BYDの国内業績悪化、利益減少
このニュースは、BYDが最近2025年の年間販売目標を550万台から460万台へと16%引き下げたという報告があったばかりのタイミングで伝えられた。この下方修正は、同社が第2四半期の決算電話会議で国内利益が30%減少したと発表したことによってもたらされた。
欧州市場での好調なパフォーマンス、電池市場での存在感
それにもかかわらず、同社の欧州での販売は225%も伸びている一方で、テスラはこの地域で40.2%落ち込んでいる。BYDは7月に13,503台の販売を記録した。
最近の韓国の調査会社SNEの報告によると、BYDは世界の電池市場の17.8%を占有し、世界中で105GWhの電池設置を記録したことになる。
BYDはまた、デリーと北京の緊張緩和に伴いインド市場への新たな進出を目論んでいる。興味深いことに、最近インド市場に参入したテスラは、同地域で唯一提供しているモデルであるモデルYを600台注文された。
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