Opendoor Technologies Inc.(NASDAQ:OPEN)株は先週一週間で急騰急落を繰り返しており、その後急騰を齎したヘッジファンドマネージャーのEric Jacksonは、投資家たちに冷静に留まるよう呼びかけています。
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出来事 火曜日、Jackson氏はX社の投稿で、Opendoor Technologiesの株について1株82ドルという株価目標を再確認し、これは現在の水準から実に3900%の上昇を意味していると述べました。
またJackson氏は、彼の予測が「あいまいすぎる」との批判に反論し、その根拠となる評価額を数式で説明しました。
モデルの中心となるのが、彼が言うには Carvana Co.(NYSE:CVNA)やUber Technologies Inc.(NYSE:UBER)などのプラットフォームで使用されているという、先の企業価値対売上高の比率(EV/Revenue)です。Jackson氏は「彼らはまだ利益を上げていない。EV/EBITDAなんて役に立たない。利益よりも売り上げの方を見ている」と述べています。
彼は、この数式を用いることでOpendoorの株価目標が31ドルになると主張し、これについては最終的には12月までに達成したいと考えている、と述べました。またJackson氏は、「2028年までに1株82ドルという株価目標は決して狂ったことではない」とも付け加えています。
さらにJackson氏は、2021年2月にOpendoorの企業価値は前方売上高の5.1倍だったと認め、この比率は現在0.4倍に収まっていると説明し、2026年の売上高は57億5000万ドル、2029年の売上高は120億ドルとするバークレイズの見通しを引用し、「この計算から、Opendoorの株価に関しては、短期間での1株31ドル、長期間での1株82ドルという公正な価値が導かれるはずだ」と述べました。
Jackon氏は、来週控えている決算電話会議では、疑い深い投資家たちを納得させることができないかもしれないと認めました。 「Opendoorの株価はたぶんEBITDAベースで黒字になるだろう。熊はそれを偶然の出来事だと言うだろう」
なお、同株は先週火曜日には1株4.97ドルまで上昇し、1株2.05ドルで終値を迎えたものの、前日には1株0.51ドルという年初来安値から874%上昇するなどの急騰が見られています。
Jackson氏は、このような株の波乱に不安を感じる人々に対し、「もし波乱が嫌なら、Opendoorの株を買わないで欲しい。GoProやKohl’sの株で取引をしたり、今夜はDraftKingsでパーレイ(勝負)をしたりして欲しい」と述べています。 彼は、「#SitOnYourHands」と投資家たちに呼びかけ、「ローマは一日で創られたわけではない。100倍になるような株もそうじゃない」とも付け加えています。