副大統領のカマラ・ハリス氏は副大統領候補を最終選考段階におり、3人の有力な候補が注目を浴びている。公式な発表が最速で月曜日にもあると報じられている。
出来事:ロイターによると、ハリス氏はウォルツ州知事のティム・ウォルツ、アリゾナ州選出の米上院議員マーク・ケリー、ペンシルベニア州知事のジョシュ・シャピロとの面接を首都ワシントンの自宅で行った。選ばれた候補者は、月曜日の夜か火曜日の朝に選出通知を受けることになる。
ハリス氏は土曜日には元司法長官であるエリック・ホルダー氏を含む審査チームと会合を持ち、ホルダー氏らは最終候補者に関する包括的な報告書を提出した。また、ハリス氏は交通長官のピート・ブティジェッジ氏とも90分間面談し、ほかの副大統領候補ともバーチャル会議を行なっている。
ハリス氏が11月5日の選挙でドナルド・トランプ氏に挑むにあたり、副大統領候補の選出は重要な決定である。最終候補者リストには、その人達が農村部や白人、または無党派層の有権者に魅力を持っていることで知られている候補者が名を連ねている。この決定は民主党の今後の方針にも大きな影響を与えるだろう。
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なぜ重要か:副大統領候補の選出は、強烈な憶測と議論の的になっている。ハリス氏の選択は、トランプ氏の挑戦に対抗するために大きな役割を果たすだろう。
上記の有力候補者の中でシャピロ氏は、イスラエルの支持やガザ紛争に端を発する大学での抗議活動に対する対応から、プログレッシブ派グループから批判されてきた。これにより、ペンシルベニア選出のジョン・フェターマン上院議員(民主党)も、シャピロ氏の副大統領候補選出に対して懸念を表明している。