火曜日のQuantumScape(NYSE:QS)の株価は、次世代の固体リチウム金属電池のセラミックセパレータ製造能力を開発するために、Corning(NYSE:GLW)と提携したことで上昇した。
このパートナーシップの目的は、QuantumScapeの商用化を目的とした固体電池技術の中核部品であるセラミックセパレータの大量生産体制を整えることにある。
固体電池の革新で知られるQuantumScapeと、ガラス・セラミックス・先端素材の世界的企業であるCorningは、この技術の産業化を加速するために専門知識を結集した。
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この合意は、QuantumScapeの画期的なバッテリーの市場投入を支援できるパートナーのエコシステムを構築するための戦略的な一歩を示した。
今年に入ってからQuantumScapeの株価は139%上昇している。これは、「コブラ」セパレータの早期生産や、フォルクスワーゲン(OTC:VWAGY)のPowerCoと共に車両内でのバッテリーの成功したライブデモなど、固体電池技術によるところが大きい。
同時に、Tesla(NASDAQ:TSLA)との潜在的な提携についての憶測が高まっているが、両社とも契約を確認していない。
これらの噂は、Teslaの特許を認めたQuantumScapeのCEOシバ・シバラムの発言によって加速され、投資家の間では、TeslaがQuantumScapeの技術をライセンス供与するのか、合弁事業を設立するのか、あるいは買収を検討するのかといった推測が飛び交った。
Corningの株価は年初来69%上昇した。これは、成長のための「Springboard」計画と、光通信や太陽光などの主要セクターの強い需要が後押しした形だ。
価格の動き:火曜日のプレマーケットでの最終確認時点でQS株は5.65%上昇し、13.08ドルで取引されていた。GLWは0.20%減少。
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