EV(電気自動車)大手のTesla Inc.(NASDAQ:TSLA)は中国で、競争が高まる中で古くなってきた車輌をリフレッシュするため、ベストセラーSUVのModel Yのリフレッシュ版の販売を始めた。
出来事 新しいModel Yは、Teslaのウェブサイトによると、他の変更に加えて、「より長い走行距離、新しいデザイン、より高品質のインテリア」を備えている。
リフレッシュされた車種の価格は263,500元から始まり、これはTeslaのウェブサイトでの新しい車の価格で、以前のバージョンの車(249,900元から開始)よりもほぼ5.4%高い。なお、ここで言うリフレッシュ版の製造車両とは、メーカー独自のロゴが付いた同社のCybertruckの基礎シリーズと同じようなものである。
新しい車両の納品は、同社ウェブサイトによれば、3月に始まり、最初の納品日は規制当局の承認によるものとなるだろうという。
派生 Teslaの中国ウェブサイトには、新しいModel Yの2つの派生モデルがリストされているだけで、いずれもリア駆動とロングレンジオールホイールドライブがあり、金額は263,500元と303,500元である。より低価格のバリエーションでは、推定走行距離は593kmで、ロングレンジバリエーションでは、以前の車の688kmから719kmの推定距離がある。
新しい車のパフォーマンスモデルはウェブサイトには記載されていない。 以前のModel 3のリフレッシュ版の初期にも、Teslaはパフォーマンスバリエーションを提供していなかった。 これは後で追加されたバリエーションである。
なぜ重要か 2023年8月に中国でリフレッシュされたModel 3を発売し、その数ヵ月後の2024年1月に米国で発売した。したがって、リフレッシュ版のModel Yが米国で発売されるまでにも、さらに数ヵ月かかる可能性がある。
Model Yは中国で発売された最新のTesla車両である。 Cybertruckは、Teslaによって2023年11月に米国で発売された車両で、中国では発売されていない。
Teslaにとって中国は重要な市場である。同社は2024年に約657,000台の車両を記録したと報じられており、これは前年同期比で8.8%の増加となっている。一方、2023年に比べて同社の世界年間納品台数は減少した。
同社は2024年、年間納品台数が1,790,000台であって、これは2023年の1,810,000台に比べて減少し、10年以上ぶりの減少となった。
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写真提供:シャッターストック