ウォルト・ディズニー(NYSE:DIS)のCEO、ボブ・アイガー氏は、同社が次の2年間で公開する映画ラインナップを発表した。今回のラインナップには、続編、実写化、さらにはマーベル シネマティック ユニバース(MCU)の新作が含まれている。
出来事:Iger氏は2024年第3四半期決算電話会見で、今後公開する映画のリストを発表した。ラインナップは、人気のあるフランチャイズの続編、クラシックなアニメーションの実写化、そしてMCUの新作が含まれている。
主要なタイトルには、2016年の大ヒット映画の続編である「モアナ2」や、いつもMCUの映画フェーズの中核となる新しいアベンジャーズの映画が含まれている。
Iger氏は、次のように述べている。「続編をいくつか挙げれば、『モアナ』、『ライオン・キング』、『キャプテン・アメリカ』、『白雪姫』、『サンダーボルツ』、『ファンタスティック・フォー』、『ズートピア』、『アバター』、『アベンジャーズ』、『マンダロリアン』、『トイ・ストーリー』などがあります」
アイガー氏は、この強固なコンテンツ・パイプラインが、ディズニーの映画興行収入だけでなく、グローバル プラットフォームの価値を大幅に高めると自信を持って語った。
「映画での収益性だけでなく、映画がグローバルな配信価値を発揮する可能性も考えると、今後の事業について楽観的な見通しを持つ理由が見えると思います」とIger氏はコメントしている。
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今回の出来事の意義:ディズニーが新ラインナップに自信を見せることは、決算結果(英文記事)と戦略のシフトが交錯する中で発表された。
ディズニーの第3四半期決算報告書によると、ディズニーは前年比4%増の231.6億ドルの収益を報告し、アナリストの予想をわずかに上回る結果となった。しかし、Hulu株に追加支払額として50億ドルが必要となる可能性についての懸念が、ディズニーの株価を元々急騰させたものの、その後には株価が急落する結果となった。
さらにディズニーの配信ビジネスは、強力な収益をもたらしたESPNの結果もあり利益を確保した。
加えてIger氏の後任者に関する計画は、注目の的となった。Iger氏は継任に関して言及を避けたまま、スムーズな移行については保証している。
株価の動き:水曜日のNY市場でウォルト・ディズニー株は1株85.96ドルで取引を終了し、1日で4.46%下落した。アフターセールスでは、0.65%下落している。ウォルト・ディズニーの株の今後の動向は、Benzinga Proのデータが示すところ、今年になってからは5.24%減少している。
次の一歩
- 「トランプ氏、株式市場のレイリーに責任を取るも、市場が下落し始めるとハリス副大統領を非難」(英文記事)
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