Tesla Inc.(NASDAQ:TSLA)のドイツ・ベルリン近郊のギガファクトリーは、今年第3四半期と第4四半期に需要が急増すると予想し、生産数の調整を行うと述べた。
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強い販売実績
このニュースは、地元通信社のドイツプレス社(DPA)に対し、ベルリン郊外のグリュンハイデにあるギガファクトリーの外でテスラのドイツ生産責任者、アンドレ・ティーリッヒが日曜日に発表した。ロイター通信によると、ティーリッヒは「我々は現在非常に良い販売実績を持っており、第3四半期と第4四半期の生産計画を上方修正した」と述べた。
ティーリッヒはまた、工場が供給する様々な市場から「前向きな兆候」を受け取っていると述べた。なお、この工場はヨーロッパ、中東、台湾を含む世界37以上の市場に製品を供給している。
テスラのベルリン工場での電池事故、ヨーロッパでの販売低迷
テスラのベルリン工場は最近、電池セルがコンベアベルトから床に落ちるという火災事故が報告され、工場の避難につながった。事故による負傷者や死亡者は報告されていない。
ティーリッヒのコメントにもかかわらず、テスラの欧州での販売は減少しており、8月に40.2%の減少を記録した。テスラの業績悪化は、比亜迪股份有限公司(BYD Co. Ltd.)(OTC:BYDDY)(OTC:BYDDF)の同地域での躍進と重なっている。
米国市場のシェア低下にもかかわらずテスラの株価は急騰
テスラ株は、ダン・アイヴスら専門家がTSLA株に対する強気の姿勢を繰り返したことで、イーロン・マスクの自動車メーカーが今年第3四半期の配達数でアナリストの予想を上回るとの報告を受けて急騰した。
しかし、ロス・ガーバーのような専門家は一方で、同社の販売ラッシュは、9月30日に迫った7,500ドルのEV税額控除の期限によってもたらされたと述べ、株価急騰に警鐘を鳴らした。
その他の地域では、テスラの米国市場でのシェアは2017年以来初めて40%を下回り、販売台数の減少を示した。テスラはまた、サイバートラックのRWDロングレンジモデルを中止したと伝えられている。

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写真提供:Shutterstock.comのTrygve Finkelsen